図書目録ライシャワー ノ ショウワシ資料番号:000052729

ライシャワーの昭和史

サブタイトル
編著者名
パッカード ジョージ R. 著/森山 尚美 訳
出版者
講談社
出版年月
2009年(平成21年)11月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
549p
ISBN
9784062151955
NDC(分類)
289
請求記号
289/R25
保管場所
閉架一般
内容注記
原タイトル:Edwin O.Reischauer and the American discovery of Japan
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

序文
 
プロローグ 邂逅―チャンス・オブ・ア・ライフタイム
 
第1章 日本に生まれて「ボーン・イン・ジャパン」
日本人観をくつがえす
信教の自由を求めて
宣教の拠点―中国と日本
日本と中国に対するアメリカのノイローゼ
父親オーガストの日本研究
東洋思想に開眼
息子に移植された信条
少年時代の家庭環境
ライシャワーに影響をあたえた日本人
日本人こそライシャワーの故郷だった
 
第2章 日本は「月の裏側」だった
たまたま日本に生まれたアメリカ人
オバーリン大学のリベラリズム
信仰からの離脱
国際問題への関心
ハーバード大学院へ
中国語と格闘する
日本研究の先駆者たち
生涯でもっとも幸せな日々
 
第3章 円仁の足跡を訪ねて
戦争に突き進む日本の地に
東京帝国大学に学ぶ
古代への旅
歴史を作るのは個人であるという信念
兄の突然の死
 
第4章 戦争に向き合った学者
東アジア研究の確立へ向けて
日本に対するネガティブなイメージ
兄ロバートが遺した日本報告
日本は中世のままという定説
ガンサーの天皇論
国務省極東課に招聘される
握りつぶされた提言
「中国派」対「日本派」
日米開戦前に公表された意見
「ライシャワー・メモ」
家族に打ちあけた天皇観
暗号解読者と翻訳者の養成
原爆投下の衝撃
対日政策立案に携わる
 
第5章 「ラージ・アイデア」の時代
ワシントンへ呼びよせられた学者たち
知的傲慢さと底知れぬ無知が引き起こした惨劇
フェアバンクとライシャワー
“田んぼ”講座開講
教師としてのライシャワー
悲観論者と楽観論者
「極東」から「東アジア」へ
共産主義の批判者
「東アジア」の教科書
マルクス主義史観に立ち向かう
 
第6章 トラジディを乗り越えて あらたな船出
ハーバード大学極東言語学部教授
家族との時間
最愛の妻との別れ
ライシャワーのマッカーサー評
アメリカの対中政策を懸念
学究から本格的な政策提言者に
泥沼のベトナム戦争を予見
アメリカ流に育てられた日本人との出会い
松方ハルとの再婚
ロックフェラーとの交友
 
第7章 白羽の矢が立つ「そこまで言うなら、やってみろ」
ケネディ大統領の登場
ダレス国務長官に直言する
チャイナ・ロビーの牙城に斬りこむ
中国専門家トムソンとチェスター・ボウルズ
前駐日大使を激怒させた論文
ライシャワーを推したトムソン
マクジョージ・バンディのアジア観
ラスク長官とスペシャリスト
駐日大使の打診
大使起用のさまざまな反応
上院外交委員会の聴聞会
中共承認擁護を問われる
生涯の大冒険に旅立つ
 
第8章 光り輝いたひととき
ライシャワー大使着任
イーコール・パートナーシップを掲げて
「占領者のメンタリティー」を取り除く
在日米軍を説得する
「軍事独裁体制」が敷かれていた沖縄
よき理解者となった在日米軍司令官
対等な二国間関係のために奔走する
マッカーサー二世の後継者として
大使館の巨大官僚組織を切り盛りする
外交官の仕事
CIA工作
東京で最重要のアメリカ人として
日本のリーダーや知識人と知りああう
ライシャワーと日本のマルクス主義知識人たち
日本全国を積極的に行脚する
殺到するメディア
右派からの攻撃と闘う
家族内の深刻な諸問題
日本人と膝を交えて
ボビー・ケネディとのコネクション
大成功だったボビーの再来日
沖縄返還を推進する
核兵器問題と大平正芳
日韓関係の正常化にも尽力する
 
第9章 空が暗くなる
ケネディ大統領暗殺される
後悔することになる選択
ライシャワー刺傷事件発生
政治的配慮で救われた池田政権
警備の死角
生死の境をさまよう
思いがけない余波
ベトナム戦争に積極関与するアメリカ
バンディ兄弟のおごり
激化するベトナム戦争と日米関係
「有効性のワナ」に陥る
権力に酔いしれる
「いった瞬間、失言と気づいた」
ライシャワーがあかした本音
岩国の核発覚とその真相
幻の「亡命」中国大使構想
ライシャワーのラスク評
宣教師の遺産――ベトナム
五年半の大使生活のおわり
 
第10章 ハード・ランディング
教え子からベトナム戦争擁護を詰問される
ようやく語られた本心
日本を揺るがす「ライシャワー発言」
さらなる日本理解を広めるために
ベトナム戦争が日本研究家をひき裂く
E・H・ノーマンとE・O・ライシャワー
徳川時代の評価をめぐり対立する二人
ライシャワー批判派の台頭
重大な欠陥のあるジョン・ダワーの批判
寂しい私生活
急速に衰える健康
貿易摩擦の激化と新しい敵「日本」
メディアが煽りたてた貿易戦争
ジャパン・バッシングの嵐
「日本封じ込め」論の猛威
リビジョニストを批判する
放送されなかったウォルフレンとの対話
 
第11章 河口に近づく
一般的アメリカ人の日本人像
日本に対する楽観論の根拠
穏やかな最期の日々
ライシャワーの四つの予言
予見する力
ソフトパワーを外交の基本理念に
日本人への三つのメッセージ
日本国民の将来を信じて
 
エピローグ
 
謝辞
 
訳者あとがき
 

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