占領期雑誌資料大系 文学編 1
文学編 総序(川崎賢子/十重田裕一/宗像和重)
凡例
第一巻解説 何が終わり何が始まろうとしていたのか(川崎賢子)
第一章|対談座談会|文学へ、文学の外部へ――堰を切って語りはじめるひとびと
章解説(川崎賢子)
戦後の政治を語る(鳩山一郎/菊池寛/谷川徹三)
憲政五十年を貫くもの(尾崎咢堂/木村毅)
新文学の模索(舟橋聖一/桑原武夫/日比野士朗)
吉右衛門座談(中村吉右衛門/高岡徳太郎/川島暖光/松本たかし)
シーモノフ氏を囲みて(K・シーモノフ/青野秀吉/佐多稲子/武田麟太郎/徳永直/林芙美子/袋一平/久米正雄)
アメリカ縦横座談会(細川隆元/加藤静枝/近藤晋一/中野五郎/新保民八/高田市太郎/荒木巍)
民主主義文学の問題(中野重治/荒正人/小田切秀雄/佐々木基一/埴谷雄高/平野謙/本多秋五)
第二章|小説|昏迷のなかの日常と表現
章解説(鈴木直子)
仮寓早々(林芙美子)
風俗一齣(武田麟太郎)
黄金伝説(石川淳)
訪問客(織田作之助)
対人間(丹羽文雄)
靄(北原武夫)
パスポート(網野菊)
梅日記(藤森成吉)
花合せ(久生十蘭)
脱出(張赫宙)
移りゆき(佐多稲子)
海と汽船(南川潤)
第三章|評論エッセイ|いま、生きてある場所での検閲
章解説(黒川創)
八甲田の見える町の風俗(秋田雨雀)
新日本建設の為に(石川達三)
銅像(志賀直哉)
印刷されなかつた原稿(小宮豊隆)
新日本文芸論(山岸外史)
阿兄何涙潜々(野溝七生子)
そつくりそのまま(中野重治)
誕生日の客(森田たま)
演劇時評(千田是也)
太宰治君への手紙/返事の手紙(貴司山治/太宰治)
ゆとり(阿部知二)
日本の風俗(福田恆存)
水墨の瞳(大佛次郎)
“細雪”と“聞書抄”について(谷崎潤一郎)
国字論の再検討(金田一京助)
雑誌 創刊の辞セレクション1 一九四六年
占領と検閲1 インテリジェンス機関としてのCCD(山本武利)