特攻隊振武寮

序章　幽閉された軍神
　
第一章　「特殊任務を熱望する」
特別操縦見習士官
大刀洗から北支、そして明野へ
敵を殲滅する新任務
フィリピンに散った仲間たち
〈解説〉太平洋戦争と特攻作戦
　
第二章　第二二振武隊
黒マフラーの飛行隊
任務は本土防衛
初めて気づいた特攻の困難
知覧へ
〈解説〉沖縄戦前夜
　
第三章　知覧
菅原中将との再会
エンジントラブル
仲間たちの出撃
夢か現実か
「困難を排し突入するのみ」
〈解説〉陸海軍の不協和音
　
第四章　友は死に、自らは生き残った
再出撃
グラマン機との遭遇
徳之島での再会
喜界島の困窮生活
内地への生還
〈解説〉陸軍第六航空軍司令官の絶望
　
第五章　振武寮
「死んだ仲間に恥ずかしくないのか」
台中に届いた戦死公報
倉澤参謀への反発
本土決戦の特攻要員
〈解説〉軍神たちの運命
　
第六章　敗戦、そして慰霊の旅
菰野陸軍飛行基地
八月一五日
新橋マーケットの「用心棒」
母の死から始まった私の戦後
「特操一期生会名簿」
仲間たちの墓参
なぜ俺だけが
〈解説〉上官たちの戦後
　
終章　知覧再訪
　
あとがきにかえて
　
主要参考文献
謝辞
ブックデザイン（日下潤一／長田年伸／荒井千文）
地図（網谷貴博）