図書目録マゴタチ エノ ショウゲン資料番号:000052558

孫たちへの証言 第22集

サブタイトル
あの時代の記憶を記録にとどめよう
編著者名
福山 琢磨 企画・制作、編者
出版者
新風書房
出版年月
2009年(平成21年)8月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
284p
ISBN
9784882696902
NDC(分類)
916
請求記号
916/F85/22
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

第一部 国内での体験
日野上小のピアノ「フッペル」の戦争と平和((鳥取県日南町)三森不二夫)
戦争の犠牲になった象「エリー」を偲ぶ((熊本市)金澤敏雄)
戦争で死んだ愛犬「チビ」やあわれ((千葉県柏市)中村敏和)
空襲で焼死した対州馬「大黒」((福岡市)正木利造)
十歳で体験した沖縄戦。疎開し助かる((沖縄県糸満市)国吉真永)
宮古島で沖縄戦。艦砲で島が動く((沖縄県)国吉司図子)
祖国へ帰るも郷里「奄美」には帰れず―二重引揚の体験―((東京都)竹山惣一)
八月十五日朝、私は人間魚雷「海竜」で東京湾にいた((東京都)深沢龍一)
菊川国民学校の前で、東京大空襲の夜((東京都)津布久みよ)
東京大空襲、夫と小松川の土堤へ逃れる((東京都小金井市)小川公子)
焼け跡の中、歩いて大手町の電信局へ行く((栃木県芳賀郡)石川久子)
深川で体験した東京大空襲((東京都)織田典子)
東京大空襲、炎の中を兄のおかげで逃げのびる((東京都東大和市)高橋光世)
家の前の学校に爆弾が落ち、あわや((さいたま市)鳥居旭出子)
東京大空襲で父・母・妹・弟を失い孤児に((さいたま市)鳥居義夫)
社宅の近くにあった米・英・豪軍の捕虜収容所((埼玉県所沢市)小田克也)
静岡空爆、B29墜落の現場を見る((静岡県磐田市)朝比奈正典)
「家を守れ!」と父に土下座をさせる((静岡市)後藤菊江)
日立での大地をゆるがす艦砲射撃の恐怖((東京都清瀬市)片岡惠次)
長崎原爆、馬乗りになり助けてくれた姉((熊本県天草市)川原征一郎)
投下爆弾で生き埋めになり奇跡の生還((北九州市)加藤昭)
上司に指示され墜落B29の機器を収集((愛知県津島市)猪飼壽夫)
蒜山原に墜落するも生還された若鷲三人の思い出((岡山県真庭市)池田春子)
徳島師範学校女子部から動員で名古屋の中島航空機へ((徳島県阿南市)古森成子)
明石の川崎航空機で私達の防空壕に入れず助かる((千葉市)野橋節子)
島根津和野高女から呉海軍工厰に動員される((山口市)上田富枝)
ボロボロの体で高女から兵器厰へ通う((三重県鈴鹿市)上野喜子)
大分海軍航空厰へ動員、最後は隧道工場へ((大分豊後大野市)小島伸子)
毒ガス製造工場に徴用され、死亡した姉((神奈川県)萩原良子)
「赤とんぼ特攻隊」八月十五日昼出撃が中止される((宮城県塩釜市)菊地誠太郎)
壕の中で母と妹失うも逃げ延びる((岐阜県本巣郡)馬場俊行)
紅の血に燃えた“銃後の守り”で多くを学ぶ((横浜市)藤井元秀)
知覧での想い。あの遺書は届いただろうか((埼玉県秩父市)関清一郎)
 
第二部 国外での体験
国境の報国農場へ動員された新京一中生の悲劇((東京都)矢野修)
サイパン戦に巻き込まれ艦砲射撃にさらされる((埼玉県)中川俊彦)
台湾日赤病院の山奥の分院で傷病兵を看護((大分市)河原眞理子)
比島のジャングルから米軍に助けられる((静岡県浜松市)小島松榮)
難民生活八年、姉が嫁に行き帰国できる((松本市)鈴木健二)
軍から置き去りにされた開拓民の悲劇((福島県いわき市)小関幹雄)
中国で私は二度生き地獄を見た((静岡県焼津市)長谷川寅吉)
樺太で女学校生徒の学籍簿を持ち出した父((千葉県船橋市)中川康三)
台湾軍は降伏を拒否、一時は戦闘体制に((福岡県宗像市)稲坂硬一)
五人で佳木斯を出たが、私一人が奇跡の帰国((宮城県多賀城市)安藤チヨ)
軍医として南方へ赴任、生還は三名((横浜市)渡辺哲夫)
北朝鮮からの引揚げ、六歳ながら恐怖の記憶((静岡県藤枝市)藤原清子)
チチハルから苦難の難民生活経て帰国((大阪府豊中市)森嘉樹)
母と引揚げたが父はシベリアで亡くなっていた((甲府市)雨宮孝子)
四年間の悪夢、満州で母、弟妹逝き孤児に((下関市)沼公子)
「かあちゃん、死ぬのはいやだ!」((三重県四日市市)佐藤晋輔)
通化省から何度も略奪され、身一つで帰りつく((佐賀県鳥栖市)長谷クサエ)
多くの犠牲を出し咸興から死の行進((埼玉県行田市)細井喜美江)
サイパン島の逃避行で家族が次々倒れる((沖縄県名護市)仲村繁一)
終戦後、ソ連軍から張家口市民を守った響旅団((奈良県吉野郡)森勝彦)
満州から引揚げるも夫と子を失い再出発((島根県出雲市)児玉一枝)
ソ連国境から三人の遺骨胸に祖国へ((東京都)松本栄)
支那事変(日中戦争)に従軍して((岐阜県郡上市)福手豊丸)
「ここで自決して」と平壌で言われたが――((さいたま市)金子かね)
初年兵教育で古年兵の犠牲になった戦友や哀れ((前橋市)橋詰明)
海上で死戦をさまようも奇跡的に生還((福岡県北九州市)伊規須太郎)
敗戦のハルマヘラ島で生き抜く((埼玉県川越市)赤井弘人)
故郷「択促島」は今や遠い島((静岡市)長利好子)
 
第三部 亡き人たちの証し
父の眠るペリリュー島へ母と墓参((茨城県神栖市)人見勝久)
父の死を知らせて下さった戦友に感謝((大分市)八坂睦子)
バリックパパンの「父に捧げる報告書」((東京都)菊地治子)
ソ連の銃弾に倒れた父、母、弟の霊を葛根廟に弔う((千葉県柏市)田中洋)
ソ連国境「滴道」から引揚げ途中、母逝く((神奈川県川崎市)有村仁)
植民地支配の代償。祖父母、母、妹弟失う((岡山市)日高一)
戦争……考えたくもない言葉((大分県佐伯市)成松初子)
東洋汽船「睦洋丸」船長としてサイパンで玉砕した父((横浜市)石川慶子)
駆逐艦「吹雪」艦上で書いた父の遺書((埼玉県越谷市)俵博子)
母に別れを告げる――遥かなる南海より((神奈川県逗子市)今泉泰子)
東京大空襲で歪曲せるガラスコップと父のメモ((東京都青梅市)南哲子)
 
第四部 戦後、それからの私たち
産児制限は良策だったか、「十三人目」に母の決断((神奈川県藤沢市)浅場ケイ子)
工廠で働くも潰し利かず苦難の戦後((東京都)花安昭三)
戦後の食糧難、父と菜園を作り生きつなぐ((名古屋市)吉野哲郎)
原爆を呪う! ケロイドを背負った夫((京都市)吉永伸子)
 
第五部 特別編
「学級疎開・案」父が提出し東條閣下に大目玉((大阪府摂津市)上田博章)
開戦前日に瞬時の判断をした緒方予備少尉((東京都)濱田忠嗣)
東京大空襲紙芝居『幼き日の炎の夜を』((東京都町田市)作・水野康子/絵・速水信孝)
「マッキンレイ六三兵站病院」台湾班での青春時代((横浜市)中野トミ子)
私の「少年H」((東京都狛江市)鍛冶昇)
 
あとがき(福山琢磨)

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