図書センジョウ ノ ハナ000052481

戰場の華

サブタイトル1~10
本間部隊
編著者名
本間部隊本部 編集兼発行所
出版者
本間部隊本部
出版年月
1940年(昭和15年)11月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
2,8,190p
ISBN
NDC(分類)
396.21
請求記号
396.21/H83
保管場所
閉架一般
内容注記
非賣品
和書
目次

攻撃精神
豪勇の士懦夫を起たしむ(歩兵伍長・末永松一)
常に勇躍率先して難局に方り長隘路の進路を開く(歩兵曹長・門間竹雄)
麒麟峯攻撃の血達磨勇士(歩兵大尉・樋上浦一)
必勝の信念を以て常に率先敵陣に突入す(歩兵曹長・福山茂)
燦たり必勝信念(歩兵中佐・時崎兼親)
 
責任觀念
傳令服従に當り危機に臨み最後迄勇戰し皇國軍人の名誉譽を顯揚す(歩兵上等兵・木本豊)
旺盛なる責任觀念克く通信手としての本領を發揮す(歩兵上等兵・中崎友次/同・七尾時夫)
重傷し尚送受話器を點檢す(歩兵上等兵・宇佐美忠雄)
忻口鎭にて傷き自轉車を擔つて太原入城(歩兵軍曹・吉田恆雄)
剛膽不屈人事不省に陷りて尚分隊を指揮す(歩兵曹長・大關竹雄)
輕機關銃手として終始積極的に其任務を完うし遂に其任に斃る(歩兵伍長・小林光一郎)
重傷を負ひながら部下を想ひ戰線の後退を肯ぜず(歩兵少佐・上田謙治郎)
責任を完うし身に三彈を受くるも從容として陛下の萬歳を三唱し喜んで戰死す(歩兵曹長・石井博)
翼側警戒の任務を有する分隊長は身を以て任務を完うす(騎兵軍曹・石井勇太郎)
傷者収容は骨肉の愛と責任観念を要す(歩兵軍曹・神川巖)
郷にありては良民軍に從ひては身を挺して任務を盡す(主計軍曹・佐々木量一)
飛ぶ血染の砲彈壯烈なる吉平伍長の最後(吉平重利)
不屈不撓萬難を排して任務を完うす(歩兵曹長・直井廣吉)
單身便衣を着し敵線を突破し中隊の危急を救ふ(歩兵少尉・伊藤亮一郎)
常に積極進取敵の機先を制し任務を完うす(歩兵曹長・中村大造)
 
率先垂範
常に率先陣頭に立ち克く大和魂を發揮し喜んで國難に殉ず(歩兵大尉・近藤益夫)
常に率先陣頭に立ちて克く頑敵を撃退す(歩兵曹長・安田延治)
茨巴山の夜襲に當り一番乘をなす(歩兵伍長・近藤二郎)
勇猛常に突撃を敢行し敵陣突破の動機を作る(歩兵上等兵・速水末松)
率先突撃を敢行し敵陣を奪取す(歩兵中尉・大塚文吉)
 
獨斷專行
獨斷機宜の處置克く危急を救ふ(歩兵一等兵・市川政士)
神速機敏なる行動に依り敵の心贍を寒からしむ(歩兵軍曹・新谷靜雄)
單身敵中に入り敵情を偵察して中隊の進路を開く(歩兵伍長・渡邊銀次郎)
 
沈勇剛贍
覆血山を鮮血に彩りし皇軍の精華(歩兵伍長・篠原昂)
敵を組伏せ之を刺殺す(歩兵上等兵・山本美良)
勇敢にして沈着剛贍克く機關銃の威力を發揮す(歩兵少尉・熊井八郎)
沈勇身を犠牲にして突撃を成功せしむ(歩兵准尉・大久保章三)
重傷に屈せず部下を叱咤激勵屋上の突撃を成功せしむ(歩兵准尉・田中武夫)
沈着剛贍率先敵陣に突入し軍人の名譽を發揚す(歩兵曹長・淺田菊治)
剛毅果斷敵指揮官を刺殺して中隊の士氣を鼓舞す(歩兵伍長・竹田行男)
沈着剛贍中隊の急を救ふ(歩兵伍長・山本徳藏)
斥候長として剛贍慧敏沈着克く任務を達成す(騎兵伍長・水島長治)
分隊長として沈着剛贍克く砲兵の威力を發揮す(砲兵伍長・北村岩夫)
從容死に臨み國歌を口ずさむ(輜重兵伍長・岩本太郎)
敵逆襲の企圖を挫折す(輜重兵特務一等兵・川岡喜八)
沈着機宜に適したる處置により貯水池を守る(歩兵伍長・天野晴進(外七名))
敵襲に方り沈着機宜の處置を講じ任務を完うす(歩兵上等兵・高濱宇治男(外十四名))
濁流に跳込み折疊舟の流失を防止す(工兵上等兵・清藤三男)
 
戰友情誼
挺身醫長を輔佐す(軍醫少尉・須小明)
陣中戰友の思遣り(歩兵准尉・松岡文夫)
寡兵よく部隊長を守る(歩兵軍曹・佐藤重雄)
小隊長と當番兵覆血山麓湖畔の決別(歩兵上等兵・前田高賽)
友軍を危地より救ふ(輜重兵特務一等兵・山中芳太郎)
小隊長を背負ひて(歩兵一等兵・大畑義信)
 
兵器・官物尊重に關するもの
死して尚銃を手より離さず(歩兵上等兵・齋藤安藏)
隻眼分隊長瀕死の間に砲手入法を教育す(歩兵伍長・田中芳雄)
敵彈下河中の兵器を捜索す(歩兵一等兵・椎野武好)
私物品を放棄して官物を尊重す(歩兵上等兵・川端登四郎)
 
愛馬心
物言はぬ勇士を治療す(歩兵上等兵・佐々木辰夫)
盲馬を馭して任務を完うす(砲兵一等兵・山下伸義)
病魔を冒して馬を愛す(砲兵一等兵・松岡頼彦)
身を挺して馬を救ふ(輜重兵一等兵・伊藤享/同・増田啓次)
簡潔なる状况報告に盛られ部隊に異常なる感銘を與へたる崇高なる愛馬心(町田部隊)
 
其の他
二兒を立派に戰死させ今は亡き愛兒部隊を激勵する宮地上等兵の母堂(小林部隊)