図書目録ヒト ニ メグマレシ ワガ ミチノリ資料番号:000052421

人に恵まれし我が道のり

サブタイトル
編著者名
種子 明 著作兼製作
出版者
新風書房
出版年月
2009年(平成21年)8月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
4,205p,図版8枚
ISBN
NDC(分類)
289
請求記号
289/Ta86
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次


身近な人の真実の言葉だけに勇気を与えられる(谷岡忠範)
ついつい引き込まれてしまう種子さんの自分史(太田勝)
 
第一章 生い立ち
長男が亡くなっており次男ながら大事に育てられる
後醍醐天皇が名和一族を頼って隠岐島から脱出、挙兵の地
「小泉八雲・セツ記念館」の存在も大きい
鳥取の牛は和牛の原点として全国的に知られる
祖父為蔵は事業家で「種子製紙工場」を営む
父米蔵が「朝鮮警察官」として赴任、私も同行
父のサーベルで遊び交番の牢に入れられる
日本の学校で勉強させるため叔父に連れられ内地へ
 
第二章 小学生時代
入学した昭和十六年から「国民学校」に変わる
小国民を育成するため、先生も軍国調の厳しさ
父に召集令状、釜山まで見送りに行くがそれが最期に
遂に大東亜戦争始まり軍事一色に
父からの軍事郵便に励まされ勉強も頑張る
担任が新任の優しい後藤敏明先生に代わる
小学生も勤労奉仕で桑の皮むきなどやる
先輩が隼戦闘機に乗って学校の上空に別れの挨拶
石炭の配給がなくなり山に薪を取りに行く
友達が戦地の父に慰問袋を送ってくれる
相撲が盛んで六校の対抗試合にも出場
十九年から夏休み中、塩田作業に駆り出される
逢束海岸で石の間に滑り落ち両足に大怪我
叛乱軍が師団長を銃殺し「玉音版強奪未遂事件」
實叔父も原爆当時、広島にいた
「大きくなったら、今日の敵を討て!」と先生がハッパ
学制が変わり中学まで義務教育となる
 
第三章 父の戦死
九月に父の戦死公報が入り悲しみにくれる
大石順教尼の子息「英彦」氏が来宅される
 
第四章 中学生時代
急ごしらえの「町立浦安中学校」に入学
わずか四教室の新校舎でスタート
男女共学に抵抗し米軍視察でひと悶着
かっこよさにあこがれ帽子に白線入れる
襟にカラーをつけたり、万年筆も流行
新しい教科書ができたのは二学期から
野球に似た「三角ベースボール」がはやる
自分のグローブを持つことがみんなの夢
中学対抗野球試合に出場するも初戦で涙のむ
他のスポーツや勉強も教材不備の中で頑張る
待望の修学旅行で一日目は京都をめぐる
雨模様の中、伊勢・奈良・大阪と強行軍でクタクタ
地域の六校で中学校野球大会をやる
くじ運にも恵まれ初戦で緑ヶ丘中に勝利
突然の決勝戦申し込みに戸惑うも念願の優勝
 
第五章 高校時代
種子製糸が思いもかけぬ不渡り手形を受ける
二年生の時、体育を伊保清次先生に教わる
学校へ無断で高校野球の応援に集団で行き大問題に
演劇部に入り「修善寺物語」で侍大将の役を演じる
 
第六章 東京生活
四谷の風呂場で奇遇な出会い
ひもじさに「三笠会館」で働くが大学へ行けず
『君の名は』のロケでスタッフも店に来て賑わう
實叔父にせっかんされ田舎へ帰ることに
 
第七章 タクシー時代
国本さんの処でタクシーの現金商売に魅了される
叔父に反対されるが「設立許可申請書」を提出
遠藤知事の粋な計らいでトントン拍子に
タクシー会社設立で多くのことを学ぶ
最初は二台で始め、五年後に一台「プリンス」を増車
 
第八章 プロパンガス
プロパンガスの時代を見越し「種子ガス」始める
 
第九章 日野自動車時代
「島根日野自動車」で働き多くを学ぶ
中古車が結構いい商売になることを発見
漁船の拿捕事件でいすず日野のエンジンが注目される
子どもをトラックに巻き込むが奇跡的に助かる
トラックが鉄道架線を切断し列車を止める
 
第十章 繭の入札
高知へ繭の入札に行き、忘れられないエピソード
一番札で落札したが決済できず大騒ぎに
 
第十一章 結婚
安達洋子さんと名和神社で結婚式挙げる
家庭と職場を両立させる頑張りや
 
第十二章 タクシーから足を洗う
タクシーが雪でスリップ、民家へ突っ込む
 
第十三章 (株)物流センター東伯
鐘紡の物流の仕事を引き受ける
鐘紡の上海工場竣工と勝間総経理着任のお祝いに行く
上海工場の落成祝賀会にグループで参加
KBフクスケ(株)鳥取工場前工場長・井谷章氏の文章から
 
第十四章 アゴだしの開発
特産のアゴ使い、和風の「鰹ふりだし」を発売
厚生労働大臣表彰を受ける
 
第十五章 東伯経済クラブ
昭和三十四年、地元の経済発展願い結成
 
第十六章 ロータリークラブ
「倉吉中央ロータリークラブ」のチャーターメンバーに
結成を記念し『科学する心賞』を創設
『三徳山世界遺産登録運動推進事業』にも取り組む
八代目(二〇〇一・七~二〇〇二・六)の会長を務める
 
第十七章 家族のこと
「ミャンマー慰霊友好親善訪問団員」として参加
「小豆島霊場五百回」を達成した母の歩み
待望の長男が生まれ父の思いを重ね「晋司」と命名
子供たちもそれぞれに成人し孫にも恵まれる
洋子は「山陰花扇会」で踊りに情熱を注ぐ
「日露戦争百年・鳥取県訪中団」で中国へ
 
あとがき
お世話になった皆様への「感謝状」

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