凡愚、凡才、我が青春の譜
- サブタイトル
- 泣いて、笑って、転んで、起きて、そして敗戦、引揚げと
- 編著者名
- 河村 賢司 著
- 出版者
- 戸田書店
- 出版年月
- 1987年(昭和62年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- 168p
- ISBN
- NDC(分類)
- 289
- 請求記号
- 289/Ka95
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 著者の肖像あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
第一章 出生より小学校時代
わたしの出生
関東大震災発生す
女子組級長 川合しげさんのこと そして、その後彼女の辿った人生は。
学芸会の演劇で勝海舟を演ずる
浜口首相東京駅頭において狙撃さる
恒例のお伊勢さん参りの卒業旅行中止さる
父 久太 心臓麻痺にて急死
追想(1)少年時代の読書について想う
追想(2)小学校時代の同級会について思う
追想(3)父 久太について限り無く想うもの
追想(4)忘れ得ぬ懐しの歌、三首に寄す
第二章 逓信講習所受験より郵便局勤務時代
逓信講習所受験に失敗(第一回目)
参考書購入費の捻出に苦闘
逓信講習所の受験に再度失敗
島田、青島、藤枝の各局長に推選をお願いするも失敗
晴れて逓信講習所に入所
死の特訓、モールス符号のトンツーの習得始まる
期末試験も終わり、世は正にわれらが天下である
逓信講習所普通科(静岡支所)を卒業
高等科受験に揺れ動く日々
箱根在職時の楽しい思い出の数々
所謂二・二六事件発生
静岡県島田郵便局に希望して転勤す
静岡歩兵第三十四聯隊中支に向けて出動す
逓講の畏兄、鈴木俊君の訃報に涙す
追想(5)逓講、箱根、そして島田時代の読書歴について
第三章 渡満と奉天中電在勤より敗戦まで
満洲電信電話株式会社に入社
関東軍特別大演習(関特演)始まる
乙種職員登格試験に合格
課内における火の国生まれのS嬢のこと
特殊会社共催の幹特訓に参加
妻たけと結婚
長女敦子誕生
ソ聯軍満洲国内に越境侵入
妻、敦子等営口に疎開
終戦に関する詔書のラジオ放送を聞く
追想(6)われ昭和維新の歌に慟哭す
第四章 敗戦、そして帰国迄の一年間
ソ聯軍奉天に進駐す
こわごわ北陵の社宅に辿り着く
妻たけ等、営口を脱出して帰奉す
日本人の所謂売り喰い生活始まる
社宅内の空気悪化す
第三号棟の田村氏、遂いに犠牲者第一号となる
日本への帰国遂いに正式決定
日本へ帰国のため奉天出発、そして乗船
追想(7)敗戦時の混乱の責任は関東軍にあり
追想(8)中国残留孤児の肉親探しに思う
第五章 終章
懐しの満洲、わが奉天を再訪す
雑想(1)わたしに解らぬ若者達の言葉の使い方
雑想(2)我が巨人軍の今後、わたしはこう考える
雑想(3)若者達の地理の知識とわたしの記憶について
雑想(4)禁煙は可能、実行したわたしの場合
おわりに
読後感
後記
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