図書ウマ ノ ホネ ホウロウキ000052369

馬の骨放浪記

サブタイトル1~10
大正生れの孤児が辿った人生ノート
編著者名
山田 勝三 著
出版者
一光社
出版年月
1976年(昭和51年)12月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
220p
ISBN
NDC(分類)
289
請求記号
289/Y19
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

はしがき
 
I 浮浪孤児
もの心ついたとき、私は駅の浮浪児だった
生まれて初めての熱ものの味
浮浪児三人での共同生活
私の最初の名付け親、中国人のモウさん
 
II 支那・馬賊・朝鮮
モウさんのいる支那の国へ
「支那の豪農」での生活
馬賊に襲われる
朝鮮「福助旅館」の母
 
III 奉公悲惨
第二の母
七歳で無給の子守り奉公に
血まみれドロまみれの田植
魚ひろいの磯廻り
ママゴト遊び
子守り仲間の女の子
差別――朝鮮、チャンコロ、エタゴロー
薬師祭りの御馳走
花田家の人々
村の年中行事
なぐられながら石屋の修行
我慢の限界
 
IV 一人立ち
屈従からの脱出
初めての労賃
石屋の親方たち
兄ちゃんのいる満州へいきたい
下関港
満州航路
 
V 満州流転
大連
満州浪人の始まり――奉天
「満州事変」ぼっ発の真相
憲兵隊の恐さ
「山田勝三」命名由来
奉天関東軍航空隊長
中国人斬殺の蛮行
ルンペンから一躍金持ちに
山西省大同町のおでんや「姉妹」
世界最古の鉄の古墳掘り
 
VI 日本兵士として前線へ
就籍、そして出征
内務班
日本の軍隊も金次第だった
射撃の名手山田二等兵
南方輸送船団
兵隊と将校
シンガポールからビルマ戦線へ
死の行軍
山田通訳
中尉と豚と死と
人間の生きキモを食べる参謀
諜報員兼物資調達人
日本軍敗残兵になる
 
VII 復員・上京・貧乏
舞鶴港へ復員
ドラム缶で製塩業
悲しい結婚
ハンゴーのめしと女房の妊娠
五千円の注射代
「買入れ屋」開業
女子誕生
働けど働けど我が暮し……
私をだまして夜逃げした医者
妻子との別れ
交通事故で入院
 
VIII 頭の禿げた夜間中学生
人生ってなんだ
四十四歳の中学一年生
夏は屑屋、冬は焼芋屋
先生のカツ丼
テレビ出演
夜学の子供たちの大きな手
修学旅行
教師は聖職者でなかった
夜間中学生の貧苦な生活
貧乏人の会食
卒業の感慨
高校進学への意欲
 
IX ユートピアを求めて
新しき村
ヤマギシ会
社会革命家の実像
共産部落
東の原農場
 
あとがき