「実録」北辺の戦わざりし兵士

まえがき
　
一　昭和二十年十二月末日に
　
二　軍隊生活の規律とモラル
　
三　きびしい軍隊生活の苦楽
対抗ビンタ
殴打の明け暮れ
辱（はずかし）めと反抗心
夜間訓練のさなかにもらった差し入れ
営内営外での演芸大会の感動
応召帰還中の一時帰省休暇
　
四　芽室での特別教育への参加
輜重兵幹部選抜教育受講の命令
北見本隊を離れ、芽室連隊へ
芽室輜重第七連隊兵舎へ
教育期間中の兵舎と居室
雪中行軍の悲喜こもごも
陸軍一等兵に進級
食器洗い事情
起床から消灯まで
酒保事情
入浴こぼれ話
特別教育を終え、北見への帰隊
　
五　北見部隊での疾患騒ぎ
疑似患者の汚名
快癒
　
六　美幌への雪中行軍
行軍不参加
残留者の不安
雪中行軍部隊の帰還
　
七　根室への分遣隊派遣
　
八　当番勤務あれこれ
　
九　農事班の発足
班編成
隊長の訓辞
人事課准尉の言葉
農事班員としての申告
歓送
　
十　農事班の出発
第一回目的地、北見集結
第二回目的地、端野集結
本格的な分駐のため緋牛内へ
先発隊と後発隊の違い
兵舎の造作補修
炊事の手伝い
生活用品の借用
農事班の不寝番
起居の規律
家族からの音信や小包
除雪作業
父との面会、舛川家訪問
農事班分隊の書記拝命
農事班の本務
分宿作業の命令下る
地元郵便局での事務手伝い
大東亜戦争の終結を知る
豹変した地元民や兵隊の言動
　
十一　隊長の終戦訓辞
　
十二　終戦後の動向
農作業の後始末
怠慢と堕落
　
十三　農事班解散の命令下る
北見本隊へ復帰
憎まれ小僧への制裁
　
十四　進級と復員解散命令発令
進級
復員解散命令
　
十五　帰還の途
　
あとがき