図書ジュウグン カンゴフ000052351

従軍看護婦

サブタイトル1~10
痛哭のドキュメント白衣の天使
編著者名
千田 夏光 著
出版者
双葉社
出版年月
1975年(昭和50年)12月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
281p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/Se58
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

第一章 「みとり女」から侵略の戦力へ その産声は戌辰の役
眼につく大正十三年生まれ
「疲労その極に達し」死去
「日赤」を誕生させた「みとり女」
皇后の股肱は「齢をとり且つ美貌でない者」
女の在郷軍人
侵略戦争と性病患者の関係
 
第二章 飢餓と死の敗走行 第一二陸軍病院配属看護婦の悲劇
陸軍専用看護婦
母親のいる国へ帰りたい
米軍比島上陸の日の惨状
死因の大半は餓死
生命を救うための薬で薬殺
最後まで持ちつづけた誇り
 
第三章 軍国の花と伝染病 十人中六人は死んだ結核の脅威
召集忌避者ゼロ
白骨の骨盤が女の証(あかし)
玉砕を覚悟したビルマ戦線班
怒りにふるえ蔑視に耐え……
虱と蛆との格闘
安静だけが唯一の治療法
酔いどれ天使
 
第四章 破廉恥事件に見る軍の意識 屈辱の南方第九陸軍病院看護婦
事実無根だった不名誉な記録
建軍以来の不祥事
上官を諫めて“脅迫罪”
 
第五章 彼女たちを救った軍医の決断 ソ連、国府、中共軍三ツ巴の満洲
戦意昂揚に利用された女生徒
「戦陣訓」まで暗記
全員射殺、通化事件の惨
男装をしての逃避行
謎に包まれている沈黙の部分
 
第六章 報われざる殉職 なぜ彼女らに恩給は出ないのか
志願という名のペテン
苦労を認めてもらいたいだけ
 
第七章 奉仕に生き甲斐をもとめて 十五名の未婚者はかく語った
どこかで、枯葉の朽るように……
現・看護婦制度の生みの親
帰国後の明と暗
 
終章 あまりにも非人間的な
死を“みとっ”た白衣の天使
 
日本赤十字社救護班遺芳録