延吉捕虜収容所
まえがき
終戦前夜
新京に転勤
ベルリン陥落
召集令状来る
ソ連参戦
間島一五二六六部隊
山の教育隊
ソ連軍侵攻
前線へ
山を下りる
武装解除の通訳
停戦を知る
武装解除の会談
粛清の嵐に消えた人
師団長の述懐
二八の捕虜収容所
女兵ばかりの自動車隊
延吉の捕虜収容所へ
開設早々の収容所
衛兵司令の私物命令
自動車の移動修理班へ
ソ連軍の将校気質
東条の自殺を聞く
越境逃亡を企てたブリュッヘル元帥
紳士的な技術将校
誤解と疑惑
ソ連軍の陣中結婚
ソ連軍トラックは二車種
ソ満国境地帯を行く
下士官と将校の対立
地獄への街道
村長は元政治犯
ソ連兵の落書
ソ連領に入る
貧しいソ連市民
クラスキノ風景
再び延吉に戻る
掠奪を防ぐ
差別されるユダヤ人
サーシャは紳士
大尉夫人の出国
自動車大隊の留守部隊と
吉良大尉と「羽織のひも」
キャベツをこぼす
盗難頻々
邦人難民の苦難
将校夫妻のキャラバン生活
大隊長と同待遇を受ける
大隊長のご乱行
再び二八の収容所へ
在満応召兵の場合
「日本新聞の流しこみ」
特権グループ、通訳団
延吉捕虜第三病院
山口通訳の逃亡
充実した病院
献身的な医療活動
捕虜が発行する外出証
悪運につかれた人
東条のふところ刀
加藤中将ソ連軍に自首
悪運につかれた人
捕虜の給養定量
ビリャーコフ主計中尉
お屠蘇代りに薬用アルコール
発疹チフスと栄養失調
ルーキン少佐の新政策
黒パンと解剖
真裸で埋葬
モールス信号事件
厳しい警戒心
盗難告発事件
デスカメラの火事
発疹チフスのセミナー
来襲するしらみの大群
ソ連兵の患者
「検察官」の国
リトマス試験紙
中国人の偉大さ
ペーチカ爆発事件
第五病院の開設
女性用トイレ談義
宗教を信ずるマカーロフ大尉
戦犯容疑者の選別
スラブの野性
ソ連軍の撤退
遺体の改葬
死亡者七、八千名
中共軍に引継ぎ
ソ連軍衛生部の対応
不透明な前途
東北民主連軍来る
吉東軍乗り込む
崔泰鎬院長
政治委員は元留学生
隠匿兵器捜索活動
病院幹部を拷問
高橋院長ら銃殺
集団結婚式
官製民主運動
崔院長の新政策二つ
結婚式場から出動
吉遼軍来る
中共系軍隊の対立
ある筆生の自殺未遂事件
吉東軍の移動
国共内戦停止
李虎の復讐
三段階の食事
第二次結婚ブーム
延安から来た日本人工作員
戯曲「農耕隊」と「資本論」
引揚開始
技術者は留用
秘書長に直訴
悲惨な琿春開拓団部隊
イラスト(桐野江節雄)