仔羊たちの戦場
- サブタイトル
- ボクたち中学生は関東軍の囮兵だった
- 編著者名
- 谷口 佶 著
- 出版者
- 読売新聞社
- 出版年月
- 1988年(昭和63年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 286p
- ISBN
- 4643880708
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/Ta87
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 主要参考文献:p283‐284
- 昭和館デジタルアーカイブ
序章 昭和二十年八月九日早朝
その朝突然に
I ソ満国境へ勤労動員
中学生に国境出動命令
慌ただしい学校の動き
勤労隊、国境に向かう
ユーラシア大陸に沈む夕日
ハルビンに着く
高原のロシア人コロニー
軍の移動?「ブラインドを下ろせ」
目的地の東寧に着く
さいはての農場に入る
目前に迫るソ連領
“大和働き”で作業開始
二教官の到着、前線へ移る
炊事当番は魚捕り
戦車特攻訓練が始まる
突然、眼病で帰還した生徒
相撲大会に慰安婦の声援
麦刈り作業始まる
戦車壕でコイの抱き捕り
慰安所を訪ねた少年
欺かれた動員期限
恨みの燕麦刈り
小川教官、連絡に帰る
真夜中に怪しい人影?
未明の編隊機、国境を越える
II 目前の戦争
対戦車特攻隊に編入か?
手遅れの動員解除
東寧報国農場を離れる
III 必死の逃避行
硝煙の東寧を脱け出す
先発隊、本体を残して進む
道河(どうが)駅の無残な機関車
穆稜(ムーリン)は激戦中、針路を変えろ!
“仔羊の群”に襲いかかる敵戦車
山中で日本軍司令官と遭う
敵戦車、万歳峠を越える
天佑神助! 友軍に遭う
大●廠(だいかんしよう)も危うし
トラック搭乗を助けた悪路
兄弟が戦場で出遭う
六人の先発隊員が馬廠にいた
敵将校斥候が現れる
朝鮮人農民の不可解な言葉
ソ連軍進駐を虚脱の心境で待つ
IV 敗戦・虜囚
現れたソ連の巨大戦車群
陽炎に揺らぐ武装解除
兵舎避難が捕虜の始まり
馬蓮河に移され、二名が病院収容
ソ連少年兵の悪ふざけ
教官、使役にでて帰らず
東京城開拓会館に移る
誰が見付けたか“灰土の塩”
命懸けの食糧盗り
V 敗戦国民の呵責
収容患者の苛酷な運命
朝鮮人治安隊、警備につく
檻の中で同胞のリンチ
田原、茨田の脱走とYの失跡
天皇陛下、どうかお救いください!
虜囚の心に映る蜃気楼
VI 待望の解放・帰還
突然、コンビーフとバターの贈り物
スターリン大元帥の解放命令
深刻な病気衰弱者の処遇
残留者との悲痛な別れ
新たな残留者と村人の温情
高級将校捕虜の罪滅ぼし
難民救済会から“仏心の五円”
無蓋貨車でハルビンに向かう
未明の香坊駅、炎に光る涙
石畳に怨念の落書き
ついに長春ゆき貨車に乗る
百四十五日ぶりの新京(長春)
帰ってきた幽鬼のわが子
VII 残留者救出・犠牲者
愛児を求めて虎穴に入る
残留者の自力生還
大陸に眠る友、祖国で果てた友
VIII なぜいま、体験証言か
中学生国境動員と「満州放棄」の真相
和平斡旋の手数料に満州国が
残留孤児は放棄地帯からでた
エピローグ
〈主要参考文献〉
あとがき
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