戦災と生活
口絵
序文(根本甲子男/立花留治)
監修者のことば(瀬谷義彦/塙作楽)
凡例
第一編 戦災の記録
六月一〇日の日記(富永広一)
日立空襲の下で(永井浪男)
工場空襲と救出作業(武士一弥)
空襲の下で(高橋市蔵)
火葬作業を指揮して(水庭源美)
罹災の三重苦(照沼貞二郎)
埋没の記(江原金蔵)
空襲下派遣工たちと(鈴木勲)
空襲と工場防衛活動(黒沢重蔵)
空襲で散った義妹(鷹●サキ)
空襲から終戦まで(阿部寛)
敵弾にさらされて(藤沢継三)
日立工場瓦解(平楽太郎)
三度の罹災(鈴木寅吉)
日立工場廃墟と化す(山岸好重)
七月一八日の日記(富永広一)
町内の人びとの死(大谷富貴子)
戦災のある小さな断面(酒井勇)
女子挺身隊員の死(後藤広喜)
学徒動員と戦災(小野寺和子)
ああ、六月一〇日(倉田義彦)
わが焼けだされの記(大友海太郎)
艦砲に片脚をやられて(小沢兼治郎)
仲町国民学校炎上(黒澤勝明)
艦砲下を逃げのびて(日向寺よし子)
工場消防活動のなかで(守安清)
妻の従弟一家の死(川守田義夫)
艦砲に追われて(鶴岡きん)
わが少女期の戦災(柴田浩子)
川尻の戦災(田山兼一)
岩間課員とその父親(五頭勘次郎)
戦災とわが家(益子かほる)
学徒動員とその戦火(若山文彦)
生還の記(三浦勇喜)
生き埋め脱出(中村千代吉)
空爆下を逃げ惑う(大友善吉)
鉱山荷扱所と勤労動員(小林時二)
焼跡の人骨のにおい(武田孝一)
久慈町の監視哨のこと(小林政治)
工場の電気窯を火葬炉に(薄井一)
戦災と肉親の死(沼田育江)
日立戦災こぼれ話(大和和夫)
四つの柩・焼野原のまち(古山善次郎)
艦砲射撃とその後(山本はる)
川尻の戦災とその前後(松本銀次郎)
戦災の思い出(岸田鉄之助)
戦災の思い出(雑賀重俊)
爆撃当時の日誌より(藤沢徳治)
戦災記録(高坂●子)
敵機来襲(和田一郎)
転がっていた鉄兜(根本武雄)
消防奮戦記(関虎之助)
終戦前夜(大竹孤悠)
大東亜戦末期ごろの想い出(黒沢勇)
飛行雲(新妻陸利)
空襲(小林豊次)
その時工場で(植木耕造)
空襲、艦砲射撃(植木みさ子)
戦争と私(前沢満)
第二編 戦中、戦後の生活記録
戦災当時の日記から(金みき)
戦時下の家庭雑事日記から(田鍋時子)
終戦後の日立鉱山の捕虜たち(永沼義信)
塩炊部落の生活(槇幸)
野草料理と闇米買いだし(山本ちよ)
警防団の防護生活のなかで(樋口二郎)
わが青春の女子挺身隊(藤田みどり)
戦時下の農業経営のことなど(豊田清)
食糧増産と農業会の解散(立川●)
青年学校に教鞭をとって(安達勇松)
戦中戦後の生活の断面(佐藤昭子)
海岸特設警備隊のことなど(鈴木喜一)
翼賛運動に身を投じて(北見粂蔵)
上意下達の仕事にうちこんで(鈴木操)
戦時中の学校教育(瀬谷喜雄)
朝鮮からつれてこられた人たち(張炳旭/千金守)
生活必需品配給統制組合の仕事(勝間田俊太郎)
査閲ボイコット(大江一道)
廃墟―焼跡に立ちて―(川崎松寿)
終戦前後のこと(大塚尚)
日立空襲と母の死(塙作楽)
助川下町義勇団(川崎巳之松)
第三編 史料
防空・戦災関係史料
戦時下・敗戦直後の生活史料
日立地方の生活史年表
あとがき