「図説」戦争の中の子どもたち
口絵
第一章 「十五年戦争」の開始 子ども文化の動員
昭和の開幕――貧しい子どもたち
ボクラ軍国日本の子ども――戦争ロマンの時代
兵隊さんの足音が聞こえる――日中戦争の勃発
あこがれのヒーローたち――黄金バット・軍神・双葉山
紀元は二千六百年――空前の大セレモ二ィー
第二章 学校が変っていく 国民学校の誕生
明日からも学校が変わるの?――小学校から国民学校へ
ボクラの学校を案内します――神奈川県平塚市第二国民学校
どんな勉強と行事があったのか?――教科書・四大節・学芸会
チンオモフニ・コクホンニツチカヒ――暗記暗唱と天皇陛下
太平洋戦争始まる――あの日、少国民は興奮した
第三章 内地・外地・占領地の子どもたち
日本語でしゃべる、日本名を名乗る――朝鮮・台湾の子ども
五族共和、新天地の希望――満洲・中国の子ども
南方共栄圏の日の丸――南方占領地の子ども
枢軸国の子どもたち――大日本青少年団とヒトラー・ユーゲント
国家総動員体制と子どもの仕事――少年・少女工と勤労動員
第四章 撃ちてし止まむ! 百年戦争と疎開・空襲
少国民の憧れ・若桜――義勇軍・少年兵・予科練生
米英語の消えた日――敵国語追放と錬成・非国民
代用品と代用食――切符制と配給制度
暗いニュースと戦争絵本――ガダルカナル島・アッツ島の玉砕
学童疎開と本土空襲――空襲と闘う子どもたち
第五章 ギブミー・チョコレート! 敗戦とアメリカ兵の姿
累々たる子どもたちの屍――沖縄・広島・長崎の子ども
敗戦、遅すぎた決断――ポツダム宣言の受諾と聖断
外地に残された子どもたち――中国残留孤児の悲しみ
地下道・ガード下の浮浪児たち――戦災孤児の姿
民主主義はチョコレートの味――進駐軍とアメリカ文化との出会い
年表
あとがき
著者紹介
資料掲載・編集協力者一覧
表紙イラスト(西村繁男)
レイアウト(メイフラワ)
編集協力(藤原清貴)