図書オンナ ニトッテノ センソウ000052230

女にとっての戦争 1

サブタイトル1~10
「ひととき」欄の三〇年から
編著者名
影山 三郎 [ほか]編/中村 智子 編/草の実会 編
出版者
田畑書店
出版年月
1982年(昭和57年)7月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
275p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/Ka18/1
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

まえがき 草の実会(小野和・金子きみ・熊井志津子)
 
一九五二年(昭和27年)
母たちのため息(熊井志津子)
原爆の少女たちに(細渓正子)
子どもを守るため…(倉持ひろ子)
水爆の実験(小野沢君子)
城ヶ島にて(石川瑤子)
 
一九五三年(昭和28年)
戦車の地ひびき(岡谷志摩子)
船足の音を聞きつつ(村沢テル子)
未亡人と特需(木村誠子)
旭川のこのごろ(大場智子)
男の子の夢(中山千代子)
八月六日(安藤貞香)
八月十五日(赤堀あい子)
中学生と戦争映画(松平芳子)
思いがけない来客(白岩治子)
このごろゆうつ〈杉本治子〉
君死に給ふことなかれ(北沢君枝)
古いチャブ台(大塚多美)
石も叫ぶべし(原伊久)
 
一九五四年(昭和29年)
国民のいのちと再軍備(高田雪枝)
原爆マグロの恐ろしさ(ほりしずこ)
原爆症の美しい友(米田葉子)
X線技術者の妻(富田冨佐子)
限りない孤独(政田章子)
魚屋の娘として(青木薫子)
ルーズベルト婦人に感謝(九里雅子)
放射能の雨(虎谷信子)
慣れっこになるな(山根清子)
九年前の傷うずく(鈴木俊子)
あるクェーカー教徒の母親(大森和子)
久保山さんの死に想う(川名多恵子)
少年自衛隊のこわさ(原田初代)
山形の炭焼小屋から(印野千代子)
 
一九五五年(昭和30年)
中国から帰国して十年(大須賀清子)
季節めぐり来る時(福岡弘子)
卒業式をおえて(飯窪恵紀子)
イタリアからの旗(匿名希望)
日本母親大会に出席して(水谷幸子)
母親大会で思ったこと(永田みどり)
自衛隊のうた(榎本芳枝)
原爆症への恐怖(木下朝子)
ああ、今年も生きられた!(奥田れい子)
特車の不気味な砲口(高橋ツネ)
日ソ交渉に祈る(大津一女)
石川達三さんへ(伊藤利子)
オネスト・ジョン(大黒敏子)
さつまいもの味(金井寿美子)
魯迅未亡人の手記によせて(古島琴子)
ハバロフスクの写真に憶う(松下暢世)
神宮球場と私(窪島睦子)
 
一九五六年(昭和31年)
うこぎのおひたし(荒井きく子)
こどもの日によせて(広田豊子)
あやめ城のあと(細野多知子)
沖縄を郷里にもって(仲里京子)
息子(仲川いち)
沖縄に平和を(成光和子)
原水爆禁止運動に参加して(石島京子)
満州野の遺骨の喜び(板垣享子)
家庭の灯を守る女性たち(柴崎初枝)
「避難民」はもうごめん(斎藤トミノ)
今年をふりかえって(今村光子)
 
一九五七年(昭和32年)
防衛費を削ってください(市毛栞)
死んでほめられるより……(浅井千里)
もっと易しく、訴える記事を(小林利果)
憲法を読みましょう(堀江秋子)
次の世代に降る恐怖(笠原美恵)
原子力の村から農婦のお願い(塙きく代)
 
一九五八年(昭和33年)
「信仰の暴力」に負けるな(匿名希望)
兵隊を喜劇化しないで下さい(中村静子)
悪魔の記憶(桑田竜子)
原爆の傷は生きてる(福田二三)
続・悪魔の記憶(富田清子)
被爆者の生活を守ろう(本間典子)
映画『千羽鶴』と文部省(岡野稔子)
私にもできること(渥美京子)
どんな国にも、どんな町にも(篠田良子)
原水爆禁止大会によせて(塚本順子)
戦争体験を書いて(牧瀬菊枝)
原爆症の夫を入院させたいが(小幡国子)
この美しい行進を、母に(滝沢あい子)
大砲や戦車の列を見ながら(小畑喜子)
夫の見た夢(信太正子)
 
一九五九年(昭和34年)
はかまをたたみながら(江上和代)
おにぎりに思う(匿名希望)
原爆記念日とおなかの子(中神二三子)
戦争のツメあとはまだ…(黒沢園子)
水蜜桃をみきながら(有馬志津子)
傷痍軍人の妻は悲し(久保田浪子)
遺族の生き方(井上糸英)
沖縄に苗木がほしい(河野弘子)
映画『ああ江田島』と若い人たち(山岸克子)
朝鮮人の髪の毛で編んだくつ下(斎藤貞子)
 
一九六十年(昭和35年)
善意とは積極的な生きる力(紀伊艶子)
「十日の別れ」に思うこと(槇文子)
ラオスからの便り(砂屋敷美恵子)
防衛庁からの注文拒否(村山桂子)
「精神とメシ」で夫婦問答(高橋雅子)
常夏の故郷、小笠原島(匿名希望)
「おかあさんの宿題」に感慨(南雲すみ)
街頭で署名しながら(大石美千子)
自衛隊員の投書に寄せて(春川まさ子)
日系米人の友へ(石橋晴美)
グァム島生き残り日本兵の教訓(清水千枝子)
熱意をもっと地道な方法で(田島清子)
米青年に安保反対の真意を(中村一枝)
私たちの集まり(薬袋みゆき)
遅いけど…憲法読む母の会(大江みち)
平和な主婦の時代は過ぎたか(山田美恵子)
早く忘れたい八月六日の悲しみ(匿名希望)
傷兵たちの一群(田中美智)
私の学んできた民主主義(村松愛子)
戦争のない世界を(田中美代子)
子どもたちの幸福を祈る(早川智恵子)
もし女の子だったら…(原田さえ子)
戦死した息子よ安心しておくれ(石浜きみ)
 
一九六一年(昭和36年)
戦争未亡人と減税(長沢三枝子)
かあさん、つらかった(匿名希望)
リバイバルの軍歌(市原まゆみ)
この地図のどこかへの旅(小林佐智子)
遺族のシベリア墓参と母の願い(広田英美子)
 
一九六二年(昭和37年)
母性愛を平和にそそごう(匿名希望)
ひな人形を捨てた悲しみ(安部薫)
小さな声集めて核兵器の絶滅を(安達みお子)
「池田総理を囲んで」のテレビ(伊丹久子)
私の八月九日(青野悦子)
わが家の菜園にて(渡辺まさ子)
終戦記念日に思う(村田静子)
集団疎開した妹の思い出(村松弥生)
平和への国際婦人の日(松沢昌子)
キューバ危機に思ったこと(間瀬きみ子)
矢ガスリ模様のはんてん(笠原芳江)
 
一九六三年(昭和38年)
ケネディの死と北京の子どもたち(立木達子)
知らないことの恐ろしさ(古川ユリ)
 
一九六四年(昭和39年)
あなたと呼びかけるもの(白山 ユキ)
わが家の災害避難訓練(倉田ゆり子)
 
一九六五年(昭和40年)
アメリカの友も悩んでいる(浮田久子)
教えよう、戦争の恐ろしさ(槇文子)
『未完成交響曲』と娘と私(藤田千枝子)
夜桜と空襲の思い出(桜井愛子)
お米をかついだ修学旅行(土屋まさ子)
従軍看護婦の思い出と祈り(山口重子)
心痛めるベトナム報道(山田昭子)
戦争体験の文集『嵐』を読んで(岩崎多津)
雑草と強制連行の朝鮮人(熊倉ひろ子)
原爆で散った兄と友人たち(室野芙美)
原爆跡に「ミナブジ」の父の文字(本橋正子)
収容所で生まれた子も二十歳に(岩崎いさ)
いたいけな戦争の犠牲(堯信恵)
戦争を知らぬ娘から母親へ(新津とも江)
 
一九六六年(昭和41年)
兄の遺骨に平和を祈る(田熊千代)
胸をつかれた捕虜の写真(堀畑美代子)
菜切り包丁に二十一年の感慨(吉田竹代)
漱石の『こころ』にうたれて(石沢スゲ)
空襲とヤミ市と京人形(大野治子)
「母さん、おにぎり、おにぎり」(多田慶子)
隣組結んだ亡夫の絵日記(中島さと子)
 
一九六七年(昭和42年)
ひな人形への強い愛着(岡村彩子)
「血液型」と暗い思い出(後藤信子)
ベトナムへ帰ったある米兵(田中みよ子)
反戦ちょうちん行列に参加して(永網泰代)
敗戦記念日のスイトン(井上照子)
被爆者のこの声を聞け(小野和)
 
あとがき(中村智子)