図書キキガキ シズオカ ノ センソウ000052176

聞き書き静岡の戦争

サブタイトル1~10
編著者名
朝日新聞静岡支局 編
出版者
彩流社
出版年月
1985年(昭和60年)12月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
249p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/A82
保管場所
閉架一般
内容注記
「静岡の戦争」関連年表:p239‐241
和書
目次

まえがき
 
第一部 「地のさざめごと」・旧制静岡高校の戦没者
忘れられた遺影
冬の時代
「杏の花」
硫黄島の砂
母と息子
衝撃的な手記
静岡校生二百十人の戦死者
 
第二部 中国の日本兵士・静岡出身の兵士
拷問は日常の「特務警官」
三光作戦
血塗られた井戸
血判の告発
刺突の訓練
いま日中友好に力
憎しみを越えて
「若者よ!これが戦争だ」
 
第三部 もう一つの中川根村・満州開拓団
農業移民として満州へ
村再生へ分村計画
「開拓しない開拓団」
少年の満州
少年と中国人
冬は零下三〇度を越す入植生活
少年だけの武装移民
押し寄せる戦火
ソ連参戦と避難命令
無傷脱出行
犠牲者八十人を超す
ゼロからの最出発
 
第四部 一番町国民学校・戦時下の小学生
街なかの子供ら
軍国主義の渦に
「軍人像」を心に描く
厳しい統制下の食糧
中退者が続出
教師も戦地へ
疎開の転入生
迫り来る空襲
「火の玉」がふり注ぐ
炎の煙の中、川へ川へ
一夜に愛児ら五人を
玉音放送流れる
平和な空の下で
大空襲の夜、一人の医師が死んだ
 
第五部 茶畑の飛行場・大井航空隊と牧之原台地
風を調べる男
軍用地に二百ヘクタール買収
村をあげて反対運動
離作料で海軍と交渉
百四十戸の半数は離散
下宿の少年兵
牧之原台地を襲う敵機
飛べたのはたった一機
敗戦に荒れ狂う将校
返らぬ畑
消された二十八戸の集落
 
第六部 靖国の子供たち・戦争遺児
「社頭の誓ひ」
優秀な遺児を中学へ
小国民の母
「遺児部隊」に選ばれて
食糧増産隊へ
母は未婚の挺身部隊
孤児となった子供
すさみの影
 
第七部 消えた甲子園・青春を奪われた球児たち
「学徒足止め令」
武士道野球
道具、ローマ字姿を消す
「敵国遊技けしからぬ」
心と心を結んだボール
球児の墓碑名
大会復活、十八校参加
 
第八部 戦争を語り継ぐために
戦争を知らない世代
“国策教育”に反発
皇民から民主教育へ
福竜丸教育・教師の闘い
映画「侵略」と加害者の体験
「指紋押しません」
平和という道徳
物言わぬ教師
伝えたい平和の心
 
付 資料
 
あとがき