図書イモウト タチ ノ カガリビ000052091

妹たちのかがり火 第4集

サブタイトル1~10
仁木悦子の遺志を継いで
編著者名
かがり火の会 編
出版者
千書房
出版年月
1989年(平成1年)5月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
551p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/N73/4
保管場所
閉架一般
内容注記
年表:p538‐549
和書
目次

仁木悦子さんに(日本戦没学生記念会(わだつみ会)理事長・中村克郎)
 
一 後世に残すもの(内地篇)八篇
追憶(青森県立病院)(青木玉路)
兄よあなたは強かった(静岡県海軍病院)(杉井良枝)
私のチイ兄ちゃん(鹿児島県上空・自宅)(久布白美佐枝)
弟稔と兄半治の思い出(久布白美佐江姉)(花田嘉寿枝)
沖縄に死す(沖縄)(猪瀬英子)
南の海はきれいですか(沖縄近海)(堀井文子)
ランドセル(戦傷により自宅)(長光安子)
遠い思い出(新潟県の自宅)(嶽岡春恵)
 
二 シベリヤの凍土に(シベリヤ篇)四篇
海みゆる墓標(ハバロフクス)(竹内達子)
弟の追憶(ブリヤート・モンゴール自治区)(植田政子)
せめて骸(むくろ)だけでも返して(クラスノヤルスク第二収容所)(愛敬歌子)
兄の下士官志願に悩んだ父(タイシェット)(佐藤好子)
 
三 人間はなぜ戦争をするのか(中国篇)十三篇
短い戦歴(上海ウースン)(丸井美代)
一枚の絵葉書から(山西省)(三石美代子)
作れなかった満期の背広(ノモンハン)(山崎春枝)
忘れないで不戦の誓い(山西省)(大谷和子)
おもしろくてやさしい先生(湖北省)(鈴木幸枝)
中国蜜雲県を訪ねて(蜜雲県)(阿波和子)
御霊(みたま)よ帰れ母の腕に(湖南省)(洞口自子)
乳母車に兄をのせて(湖南省)(大石律子)
運の悪い淳コ(湖南省)(相内(あいうち)さと)
兄の想い出(長沙野戦病院)(舘(たち)恭代(やすよ))
駅での別れ(長沙野戦病院)(山田雅子)
亡き兄を偲んで(北支)(黒岩幸子)
兄の死と私の生(満州牡丹江)(久家(くげ)基美(きみ))
 
四 今も海底に(海洋篇)九篇
戦いの海に散った商社マン(東支那海)(西沢典子)
大洋丸供養の旅(東支那海)(舛谷フサエ)
戦死した兄の日記より(ベトナム・クイノン沖)(高沢ふじ枝)
涙の限り泣きたかっただろうに(ソロモン海戦)(小林すず子)
白鷹丸通信士として(南鳥島方面)(石渡園代)
兄を偲びて(バシー海峡)(高野花子)
今も海底に(南支那海)(田中久子)
二つの手紙(黄海南方海域)(居田幽香子)
海に眠り給う義兄上(台北宣蘭沖)(石井しげみ)
 
五 肉弾として果てる(フィリピン篇)二十四篇
比島戦に二人の兄を亡くして(ギアンガン・マバヨ)(松井トシ)
下士官にされてしまった兄(テンプロ島付近)(佐久間千枝)
兄ありし証しとして(リンガエン湾上空)(足立教子)
兄逝きしレイテへ(ブラウエン飛行場)(森谷房世)
ああ兄、そして父母(詳細不明)(仙波妙子)
学徒兵で逝いた兄(ルソン島・バレテ峠)(井上元子)
兄の魂にすがる(ルソン島マウンテン州ガリアナ)(佐藤智恵)
新妻を残して(バギオ)(岩井千枝子)
暁二九五四部隊(ルソン島)(鈴木敏子)
野に咲く花(ルソン島)(菅波宣子)
母と戦争、私の体験(ルソン島イムガン)(小見山藤子)
兄よ、母の胸に(ルソン島・イボ地区)(大海幸子)
夏ふたたび(大海幸子妹)(安藤和子)
新しい軍装に着替えて(ルソン島・サラクサク峠)(松岡ちづる)
ただ一人残されて(ルソン島・サラクサク峠)神立静江)
四十年 いま 兄は身近に(セブ島)(杉山百江)
兄の最後を告げる手紙(ネグロス島)(高嶋三保子)
深夜の光(ネグロス島)(伊藤澄江)
もう帰らない青春(レイテ島・カンギボット)(粟本房子)
今も家族の胸の中に(レイテ島・オルモック)(山口慶子)
義姉がひそかに供えた花束(レイテ島)(岩永ちづ子)
いつまでも若い写真の兄(ルソン島リザール州)(籠瀬正子)
ルソンに消えた兄(ルソン島トクカン)(鈴木千賀)
お義姉様へ(レイテ島タクロバン・マニラ湾)(市川嘉江)
 
六 たった一枚の赤紙のために(ビルマ・インドネシア・ニューギニア・離島篇)十八篇
読み返せなかった手紙(ビルマ・ラングーン)((故)馬場かつ子)
五十回忌を前にして(馬場かつ子姉)(掘江れい子)
十五歳で初めて会った兄(ビルマ・ドンベイク)(石崎なつ)
インパールに死す(ビルマ・インパール・コヒマ)(青木澄子)
南の地に散った弟に(ビルマ・インパール)(早川幸子)
金也兄を想って(ビルマ・メイクテーラー)(溝口良子)
兄眠るインドネシア(ジャワ島・バンドン)(横田三津子)
戦後のむごい死(インドネシア)(細川治子)
ペリリュー島を訪ねて(ペリリュー島)(和智治子)
露と消えるべき命(ブーゲンビル島タロキナ)(原田幸子)
思惟の絶筆(ニューギニア・ギルワ)(竹内瑠美子)
戦後四十二年(ニューギニア・ウエワク)(佐藤マツ)
兄の一生(ニューギニア・マリン)(若林科子)
一枝の梅(ニューギニア・ビアク島)(山内いく)
父の書いた墓碑銘(サイパン島)(田中うめ)
つきぬ想い(硫黄島)(小山木枝)
父と二人の兄を失って(アリューシャン列島・キスカ島)(糸山則子)
兄の加護によって(ビルマ・マンダレー)(建部朗子)
 
七 戦死やあわれ――兄たちは還って来なかった(十二篇)
四人の兄を失って(フィリピン・西カロリン群島・奉天・内地)(関田フサ子)
七人の子供を残して逝った三人兄弟(フィリピン・フィリピン・鹿児島沖)(大野イセ子)
兄たちと叔父と(フィリピン・中国・南カロリン群島)(鈴村嘉栄子)
兄さんたちは帰って来なかった(中国・シベリヤ・沖縄)(山崎良子)
三人の子を失った母(ペリリュー島・光市海軍病院・自宅)(森景子)
兄と弟を偲んで(ニューギニア・兵庫県)(松田靖子)
仏様用の菊の花(ガダルカナル・レイテ島)(高橋美弥子)
兄よ弟よ安らかに(ソロモン群島・中国)(石川ヤヨ子)
ラバウルと朝鮮に逝った兄達(ラバウル・朝鮮)(鈴木淑子)
母の灯火(中部太平洋・ビルマ)(伊藤ふみ)
兄上様 短いご縁でしたね(フィリピン・マリアナ諸島)(吉井智恵子)
箕面忠魂碑違憲訴訟の原告として――戦死やあわれ(ビルマ・台湾西方海上)(古川佳子)
 
八 空襲と原爆の記録(四篇)
私の記憶の記録(ニューギニア)(伝川美代子)
私の三月十日(フィリピン・ミンダナオ島)(松本福)
空襲と夫の思い出(ガダルカナル)(小沢竹子)
兄はビルマで 一家は原爆に(ビルマ・ブローム)(吉田孝子)
 
九 老いてゆく妹たち――嫁と姑の問題を考える(三篇)
九十六歳の義母(佐藤真己子)
嫁と姑(新井たい)
農家の嫁の半世を振り返る(青木きい)
 
「かがり火の会」と仁木悦子(後藤安彦)
 
戦没年一覧表・グラフ・戦没地域別表・戦没時年齢表
 
「かがり火の会」全戦没者名簿
 
年表
西暦・年号対照表
 
付録目次

 
画(池田俊一)
(カバー松の絵 75頁参照)
写真提供(藤田観龍)