私たちと戦争　２

「私たちと戦争」に寄す（柳田謙十郎）
　
Ⅰ　聖戦の名の下に
日中戦争
盧溝橋事件にころ（陸田文之助）
一兵卒の手記（玉木繁）
潮安市（仲谷勝馬）
放たれた野獣（福田又雄）
南支行軍記（林田勝四郎）
軍慰安所（島本重三）
八路軍と朝鮮の兵隊（南部吉嗣）
侵略の裏側（須田兼成）
血債（シュエザイ）（高瀬敏郎）

戦い敗れて
ハルピンの日本人狩り（平野曠）
捕虜への鉄路（矢追義夫）
長城線を後にして（西川ミワ）
日本に帰った日（上野光枝）

Ⅱ　戦争とは何であったか
回想記
思想の自由と平和（碓井隆次）
陸軍女子衛生兵（小川田美智子）
佐伯海軍基地で（別所源）
戦争と大阪港（金野紀世子）
ほのおをこえた生命（宮本智恵子）
黄色い花（柴田仁）
戦争のために（上山つるよ）
敗戦前後の思い出（渡辺武）
戦争と「少国民」（木津川計）

鎮魂記
亡き兄を憶う（鈴江久子）
ビルマに眠る兄へ（長田寿恵子）
痛恨の特攻（山内哲哉）

講演記録
戦争体験と歴史の真実（高橋磌一）
　
Ⅲ　戦争を語りつごう
南方戦線
焦土と化したジャングル（墳本布師雄）
南海の夜光虫（田中行義）
トラック島記（田井敏夫）
南方を転戦して（黒山弥三郎）

空襲・被爆
放心した三十八キログラム（山野良子）
オー　ミステーク（牧野登次）
狙われた大阪造兵廠（大西隆次）
焼けただれた街（福沢三郎）
原爆被爆とその後遺（磯村重治）

学童疎開
学童疎開の子ら（福島美智子）
疎開哀歌（池田春子）

父と戦争
戦地からのハガキ（大原洋三）
父から聞いた話（増田知子）
　
付　日中戦争関係略年表
あとがき