戦禍の記憶
推薦のことば(新海英行)
まえがき
凡例
一、 母の歴史
小学校のころ
小作争議
働きつづけて
小学生のころ
本
思想が悪いの一言で※
出兵兵士の送迎
天白尋常高等小学校~天白青年学校のころ
悲しみの使者※
兄たち
天白尋常高等小学校のころ
広路尋常小学校~女学校のころ
ミッション・スクール
一七歳の長い一日※
多治見への縁故疎開
「ローレライ」
「ダルマさんみたいになってもいいから、どうか生きていて欲しい」
銃後の弱いものいじめ※
学徒動員――豊橋高等女学校――
授業がとうとうなくなった
飛び散った友――椙山高等女学校――
中止になった卒業式
地下室であげた結婚式※
市電の車掌として――愛知時計電機の空襲――
長崎に原爆が投下された日
八月一五日の広島※
ある会話※
暑く恐ろしい一日――豊川海軍工廠――※
お婆ちゃんの話
おばあちゃんのひとりごと
オランダに生まれて
「藤」――母の日に贈る詩――
二、 八月一五日
日記※
メモ
「神様お助けください!」
淡い恋※
父は中国で、母は内地で
疎開先の安城で
木曽
疎開先の一宮で
電灯とワンピース※
東海中学を卒業して
「お前の父は天皇陛下だ!」
捕虜収容所の暴状※
初年兵教育※
ラブ・レター※
名古屋の本格的空襲と東山動物園
三菱重工業名古屋発動機製作所で
郵便検閲をした※
伊勢神宮徴古館
百里航空基地の砲台で――京大法学部・学徒兵――
沖縄東方海上に散った親友――神風特別攻撃隊員――
むごい別れ※
君よ美しい妻であれ※
沖永良部島で
父は朝鮮の船舶基地で、母は大府で
満州で八月一五日を境に起こったこと
四〇年、徽章をつけず※
戦災障害者に戦争は終わっていない
一〇枚のビスケットと母の心※
徴兵をきらって家出※
解放祝うソウル※
三、 母の想い
四、 卒業を前にして
主な参考・引用文献
あとがき