図書目録サカグチ アンゴ ト タイヘイヨウ センソウ資料番号:000051922

坂口安吾と太平洋戦争

サブタイトル
編著者名
半藤 一利 著者
出版者
PHP研究所
出版年月
2009年(平成21年)2月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
322p
ISBN
9784569704944
NDC(分類)
910
請求記号
910/Sa28
保管場所
開架半藤文庫
内容注記
参考文献:巻末
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめの章
「特攻隊に捧ぐ」との出会い
「堕落論」についても一言
 
第一章 恋の炎と革命の嵐――昭和十一年
慌てふためいた著名人
徹底的に打ちのめされて
悲しすぎる恋の結末
生涯たった一度のキス
はじめから勝負あった
 
第二章 京都でのデカダンの日々――昭和十二年
「四年前」と「もう少し早く」
宇垣一成(うがきかずしげ)内閣流産の夜に
「日本精神」と『国体の本義』
生き直すために京都へ
「王仁三郎の夢の跡」で
 
第三章 国家総動員法のもとに――昭和十三年
思想・言論が大転換したとき
「早く東京へ帰れ」の手紙
『吹雪物語』の古川澄江
「身を切られるような口惜しさ」
ペン部隊、漢口攻略戦へ
 
第四章 日本の駆逐艦とソ連の戦闘機――昭和十四年
オナラ小説のこと
「閑山」と「勉強記」
「菊富士ホテル」から昼逃げ
時代の変転と「空々漢々の毎日」
駆逐艦と戦闘機
 
第五章 世界や日本の激動に我不関焉――昭和十五年
ステッキについて
流れてしまったステッキ
小田原での見事な勤勉ぶり
思想・言論の参謀本部
飲み釣り勉強の日々
タコの子の戦死
紅旗征戍わが事にあらず
 
第六章 太平洋戦争がはじまった年――昭和十六年
すでに臨戦態勢に組み込まれ
ガランドウと意気投合
『現代文学』の同人となる
大井広介邸での遊び
「死と鼻唄」について一言
洪水でドテラが水びたし
ニッポン文士戦場をゆく
十二月八日の焼酎の味
 
第七章 チンドン屋と九軍神――昭和十七年
「大東亜戦争」と命名
へし折られた煙管
「日本文化私観」のタンカ
血に飢えた憎悪の眼
「魔性の歴史」のとき
「文章のカラダマ」
盡忠古今に絶する九軍神
短編「真珠」の発表
平出大佐の張り扇の講釈
「チンドン屋」とその下請け
刺し違え戦法による勝利
宮本武蔵と勝夢酔
 
第八章 どんな犠牲をはらっても飛行機を――昭和十八年
文学に専念のときに非ず
国粋主義が大手を振るって
「瓦全たるよりも玉砕」
「国土と共に死ぬとき」
助かるための水泳猛訓練
歴史タンテイ眼を磨いたとき
二つの目出度い話
 
第九章 戦勢急転落と「魔の退屈」――昭和十九年
出版社統合と「横浜事件」
『現代文学』終刊号の傑作
「鉄砲」に描かれた織田信長像
「竹槍では間に合わぬ」事件
「私の魂は荒廃していた」
マリアナ沖とレイテ沖
 
第十章 焼夷弾の降りしきるとき――昭和二十年
「勝利の日まで」の唄のこと
文化映画「黄河」のこと
人間が焼鳥のごとくのこと
水風呂と大谷石担ぎのこと
消火のために獅子奮迅のこと
屍体のかぶっている戦闘帽のこと
偉大な破壞が好きであること
あるパイ一屋の女のこと
 
第十一章 「人間は堕ちる、人間は生きる」――昭和二十一年
根こそぎの大動員のこと
召集スッポカシのこと
胸中に吹き荒れる戦争のこと
創刊あるいは復刊雜誌のこと
特攻隊員が闇屋となること
天皇を拝賀すること
「サラバ、サラバ」のこと
 
むすびの章
桐生の安吾邸での一週間
歴史タンテイ開眼の夜
 
付録 偽作『安吾巷談』靖国の神々
その一、タンテイの突然来訪の事
その二、最初に祀(まつ)られた人物の事
その三、東京招魂社の祭神の事
その四、靖国神社へと昇格の事
その五、憲兵の碑と鳩ポッポの塔の事
その六、境内の二つの秘境の事
その七、天皇がお参りしないという事
 
あとがき
参考文献
装丁(神長文夫/西村純一)
装丁協力(坂口綱男)

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