図書目録コンメイ ノ ナカ ノ ホウショク資料番号:000051914

混迷のなかの飽食

サブタイトル
食糧・栄養の変遷とこれから
編著者名
大礒 敏雄 著者
出版者
医歯薬出版
出版年月
1980年(昭和55年)1月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
xv,362p
ISBN
NDC(分類)
498
請求記号
498/O33
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

自序
 
第一章 日本人食生活の変遷
食物摂取の始まり
江戸時代の疾病と寿命
「江戸患い」の流行
文明開化の外来食品
 
第二章 食生活と疾病の密着
白米嗜好と脚気の蔓延
脚気研究とビタミンの発見
米食を中心とした栄養学研究
七分搗米と胚芽米論争
佐伯博士の単位式献立
 
第三章 日本食の研究とその改善策
最初の食生活実態調査
戦争気構えと厚生省の創設
共同炊事の始まりと農民の栄養
効果をおさめた栄養士活動
 
第四章 食糧不足時代の到来
忍びよる食糧不足の足音
戦争突入と食糧統制の始まり
国民栄養確保の基準を作る
食糧配給制でしめつけ
 
第五章 食糧難と国民体力の低下
戦時下の国民生活
玄米食騒動
本土空襲と都市の焼失
栄養失調症の出現と研究班の活動
刑務所での実例
 
第六章 戦争末期の現象
健民修練の実施
画餅に終った戦時食糧政策
もはやすべては遅かった
 
第七章 食糧確保のあがき
戦後の困難と食糧の買出し
米軍進駐と占領政策の始まり  
食糧の逼迫とその獲得工作
国民栄養調査の実施
まず都内住民の実態をつかむ  
 
第八章 外来救援物資に救われる
ハウ大佐の着任とその活動
救援食糧米国より届く
緊急ララ物資の恩恵
ララ委員会の成り立ち
難産だった学校給食の始まり
 
第九章 戦後食生活の建て直し
敗戦後にみる惨めな姿
国民食糧および栄養対策審議会の設立
日本栄養・食糧学会の生いたち
戦後の沖縄へ初めての栄養調査行
未曽有の大形台風に命を拾う
 
第一〇章 ようやく栄養行政も活気を取り戻す
栄養指導車(キッチンカー)の獲得
日本食生活協会とその活動
強化米の出現と日本の対応
やっと行政に乗った日本式強化米
 
第一一章 加工食品時代の出現
食糧と日本人の知恵
インスタント食品の躍進
家庭電化ようやく始まる
 
第一二章 始まったクロレラとアミノ酸の研究
クロレラと南喜一
クロレラ研究の歩み
アミノ酸工業の進歩
必須アミノ酸研究の時代来る
リジン添加パンと学校給食
 
第一三章 栄養士教育と養成施設
栄養士の誕生と栄養改善活動
「栄養士」法定のいきさつ
栄養改善法制定への努力
教育課程作成の苦心
施設認可をめぐるあるハプニングと全栄協の設立
 
第一四章 病院給食と栄養士活躍の場
戦前は栄養士不在の病人食
病院給食制度への胎動
雑誌「臨床栄養」の発刊
日本給食指導協会の必要性
 
第一五章 我が国の食糧供給構造への照射
農業生産はどう対応したか
畜産・水産の動きと加工技術の進歩
日本人の食生活はこう変った
食糧自給率の急速な低落
 
第一六章 長期食糧対策には総合性が必要
経済成長は食生活にどう影響したか
食生活変動の推移
昭和四八年前後の日本人の食生活は及第点
日本人の健康観と疾病構造の変化
 
第一七章 将来構想はどうあるべきか
食糧生産の将来構想にみる自信過剰
新しい観点からする食糧確保の研究
食糧難再来の兆し

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