鎮魂の賦（うた）

まえがき
第一章　戦争の遺産
舞鶴で見た引揚船「興安丸」の幻
戦死者二二〇〇万人の声なき声
浮游する英霊はどこへ行くか
戦争体験者の青春の記録
　
第二章　死の逃避行
証言1　浦辻和子――母子三人、悪夢の朝鮮半島脱出
　
第三章　修羅を生きる沖縄
証言2　池間美代子――回想のひめゆり部隊
証言3　飯田直次郎――生涯をかけて戦没者慰霊に
証言4　比嘉良儀――決死の鉄血勤皇隊三中学徒隊
証言5　濱元朝孝――沖縄は最後の戦場だった
証言6　高山善吉――国敗れて山河あり
　
第四章　玉砕の淵より
証言7　上原重和――いまなお戦争を描き続ける
　
あとがき
本文挿絵（上原重和）
本文写真（毎日新聞社提供）