図書アル センチュウ セイカツ ノ ショウゲン000051721

ある戦中生活の証言

サブタイトル1~10
戦後40年記念
編著者名
峯 正太郎 [編]
出版者
戦争を語り継ぐ会八戸地方委員会
出版年月
1985年(昭和60年)12月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
268p,図版4p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/Mi44
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

一 戦争への一道筋 国家総動員法と新体制
「稗にケカチなし」
麻で着物を作る
アンバランスの政治
一国一党か新体制か
国家総動員法成立
「名だたる悪法」
国民の危機感
新体制と近衛公
大政翼賛会発足
新体制と本県
上北郡協力会議
三戸郡協力会議
 
二 戦争拡大市民生活窮迫
米、砂糖配給制
 
三 本県右翼陣営分裂 勤皇隊と維新連盟
牛込の御前
右翼陣営分裂
 
四 本県の翼賛運動に 天皇 上田知事に質問
青年宰相近衛の登場
政治革新か戦争勢力か
大政翼賛会県支部結成
 
五 近代戦は石油戦 奪取の船団南方へ
貯蔵量皆無
対米五二七対一
戦争終結の機会
血死の石油奪取戦
松根油採取
 
六 金属回収始まる 時鐘真先に出陣
金属回収始まる
鉄鍋やあい
 
七 ガソリンやあい! 日本一の木炭バス
人は泣いて生まる
ガソリンやあい
驚異的節約量
 
八 危機一髪 市内バス パニック回避
八戸市営バス混乱
五鉄はジャイゴタロウ
 
九 戦争の中の青春 新ちゃんは生きている
不沈戦艦撃沈の少年航空兵
 
一〇 印刷された死亡診断書
アッツ島援護の滑走路
 
一一 潤滑油のヒマ増産 五戸実科高女頑張る
荒蕪地にヒマ栽培
 
一二 炬燵はアカン 火事の元 とんとんとからりの隣組
戦争協力者
いなごの佃煮
銭湯が月二回
疎開も戦いである
 
一三 鰻は食いたし 命は惜しい 暗い戦中三題話
人骨灰肥料の野菜食う
メダカの水を一気に
空襲で人間が溶ける
 
一四 人間愛を奪う人員疎開
海陸空三軍怒濤の如く
人間愛を奪う疎開
 
一五 国民の体力ガタ落ち オムレツに腹が唸る
体力で三段階
かもめオムレツ
 
一六 悲劇「インパール」作戦 剛直 相内法務官
大東亜建設会議
相内法務官拒否
 
一七 北の護りと樺太移民 内地との分断対策
アッツ、キスカ島全滅
樺太は孤立する
入植地の選定
移民募集難航
海保部長の一喝
 
一八 火葬の処理に悩む 都市攻撃の救護策
サイパン島玉砕
 
一九 暗い谷間の青春 三戸郡増産青年挺身隊
戦局の不利 国策はき違い 生めよ殖やせよ
三戸郡挺身隊
 
二〇 千人針の深い願い
強い日本の女性
 
二一 八戸要塞工事に 大掛りな隣組の動員
敗色濃厚となる
永久築城の建設
本土決戦迫る
 
二二 悲惨!この生地獄 人間爆弾の訓練
戦いの跡のむなしさ
 
二三 敵本土に迫る 全国民義勇兵となる
米軍は飛石づたいに
戦争の正体
国民みな兵隊
国民義勇隊の目的
 
二四 敗戦の歌は忘れる 県義勇兵隊の結成
国民義勇隊の歌
戦力の差に驚く
青森県国民義勇隊結成
三戸郡連合義勇隊
八戸市連合義勇隊
 
二五 ガソリン底を突き 松根っ子油が出征
松根っ子に召集 田子の現場督励
 
二六 八戸を艦砲射撃 応戦の要塞を築設
空襲の爪跡
広島へ原爆
惨たんたる被害
第一空襲
第二回の空襲
北日本爆撃の作戦
艦砲射撃を狙う
白山の山々が避難場所
 
二七 爆煙は立ち昇る塔の如く 八戸地方最初の空襲
“初めての空襲”
 
二八 海が燃え盛る 海軍揚塔隊空襲炎上
機帆船爆撃
 
二九 青森市大空襲の米軍機 八戸市をも狙う
青森空襲の惨禍
八戸猛爆を避く
 
三〇 青森市空襲の教訓 防空態勢の見直も
悲惨廃墟と化す
 
三一 不発に終わった 第二次建物疎開
空襲防火線設定
疎開直前敗戦となる
 
三二 艦砲射撃に恐れ戦き ビラ張に用紙なし
撃墜された僚友も米軍救う
あわを食う首脳部
 
三三 壮烈!海防艦「稲木」港内で敵数十機と交戦
終戦一週間前
八戸地方唯一の戦闘
 
三四 群がるグラマン相手に 重機一挺で戦う中道さん
サイレン鳴渡る
ただ一人重機で
射ちも射ったり六千発
 
三五 救援の海上警防団 岩渕医師釘づけ
激戦場の真ただ中
海の男の肝玉
激戦地に釘づけ
 
三六 長過ぎた戦後四〇年 見捨られた英霊
ああ戦死やあわれ
魂何処へか迷わん
 
三七 見放された鮫地区 市街地防備で手一杯
唯一の戦火地
 
三八 松尾の挽歌 硫黄燃える
路上の火消し
生埋めの石田さん
 
三九 運不運は紙一重 空襲で一家全滅
最強の防空壕
 
四〇 空襲に追われ 疎開児童列車出発
疎開日記を見つける
疎開とその生活
集団脱走に泣く
 
四一 敗戦の末期的症状 狂乱の爆弾踊る
日暮れて道遠し
豚箱で飯にありつく
狂乱の爆弾踊る
 
四二 男勝りの高橋さん 空襲下にスリバン
突然半鐘が鳴る
 
四三 浜の男の侠気に泣く
新月に淡い光
浜のおとこ現われる
 
四四 空襲下のお葬式
空襲下に埋葬
暑い夏の盛り
墓石を機銃掃射
 
四五 宿命に苛まれる戦争 敗戦に混乱の諸官庁
転落の詩集
ヤルタ会談
終戦放送と大型日本機
敗戦事務に混乱
 
四六 大日本帝国は潰えた 再挙を断固拒否する
玉音聞きとれず
六〇回の辱め
決起派納まらず
 
四七 日本の歴史を変えた 占領軍の本土進駐
占領軍に大あわて
女子職員は帰宅
ワイルド・キャット部隊
渉外室新設
 
四八 高舘飛行隊武装解除 隠匿物資が消えてゆく
戦い済んで日が暮れて
 
四九 国敗れて山河あり 飛行隊濾水機消える
高舘飛行隊明け渡し
 
五〇 米軍使役に 女人夫料米一俵
司令部建物接収
司令部東北配電にきまる
米軍の人夫に殺到
 
五一 人類の生存脅かす 原爆と田中館博士
戦争が酷烈に
博士と会談
皇紀二六〇〇年
 
五二 飛んでもない応接室 デカイお尻が悠然と
ベル代将に呼び出さる
WCに案内する
 
五三 石井助役の英断的改革 事務の簡素化
米軍専門担当助役
係長が知事へ
民主々義を説く
解放の韓国人をしかる
 
五四 八戸の歴史を飾る 食糧危機突破連盟
深刻な食糧難