図書センソウ セキニン トワ ナニカ000051657

戦争責任とは何か

サブタイトル1~10
東京裁判論争をめぐる50問50答
編著者名
清水 正義 著
出版者
かもがわ出版
出版年月
2008年(平成20年)9月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
223p
ISBN
9784780302134
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/Sh49
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

はじめに
第1章 戦争責任とはどういう概念か
戦争責任という言葉の意味は何でしょうか
戦争責任で具体的に何が問題となっているのでしょうか
戦争責任と戦争原因とは違う言葉なのでしょうか
戦争責任はどう定義されるのでしょうか その一 平和に対する罪
戦争責任はどう定義されるのでしょうか その二 人道に対する罪
戦争責任という考えはいつからあるのでしょうか
戦争責任と賠償義務とはどういう関係なのでしょうか
戦争責任は国際法からはどのように考えられているのでしょうか
戦争責任を議論する意味はどこにあるのでしょうか
戦争責任はどう議論されてはならないのでしょうか
 
第2章 東京裁判の評価をめぐって
ニュルンベルク裁判と東京裁判とはどのような裁判だったのでしょうか
国際軍事裁判所憲章と極東国際軍事裁判所憲章は内容的に違うのでしょうか
そもそも国家の指導者が裁かれたのは何故でしょうか
戦争の後に国家の指導者を裁くのは類例があるのでしょうか
ニュルンベルク裁判が開かれた理由は何だったのでしょうか
戦犯裁判は勝者による一方的断罪だったのではないでしょうか
ナチスの犯罪者と日本の戦犯とは性格が少し違うのではないでしょうか
日本は侵略戦争の共同謀議などしたのでしょうか
「人道に対する罪」はドイツのナチスだけの罪で日本は関係ないのではないでしょうか
東条英機は自らの責任を感じていたという見方もあるのですが
 
第3章 靖国神社、戦後補償、教科書問題をめぐって
靖国神社の何が問題なのでしょうか、日本の勝手ではないのでしょうか
国家のために犠牲になった人を悼むのは当然ではないでしょうか
戦後補償はすでに賠償などの形で決着済みの問題ではないでしょうか
戦争のあとに賠償を求めるのはどうしてでしょうか
自国政府に対する損害賠償は求めることができるのでしょうか
韓国、中国からの歴史教科書修正要求は内政干渉ではないでしょうか
日韓共通の歴史教科書を作ることは望ましいのでしょうか
沖縄の集団自決問題はどう考えたらいいでしょうか
自分が実行していない加害行為であっても責任を感じなければならないのでしょうか
日本人はまず最初にアジアの犠牲者に哀悼の意を捧げるべきでしょうか
 
第4章 ドイツと日本
ドイツは戦争責任問題で日本の模範なのでしょうか
ドイツは本当に戦争責任を認めているのでしょうか
ドイツはユダヤ人虐殺について国民こぞって罪を認めているのでしょうか
ドイツ人全体の罪を認めないヴァイツゼッカー演説の立場は欺瞞的ではないでしょうか
ナチスの犯罪と日本人の戦争犯罪は同列に論じられないのではないでしょうか、その一
ナチスの犯罪と日本人の戦争犯罪は同列に論じられないのではないでしょうか、その二
ドイツは戦争犯罪の被害者に賠償をしていないのではないでしょうか
ドイツの戦後補償に問題はないのでしょうか
戦後のナチス裁判というのはどのようなものだったのでしょうか
ドイツの経験から日本は何をくみ取るべきでしょうか
 
第5章 国際社会と戦争責任
日本やドイツの責任を問題にすることだけで足りるのでしょうか
現在の価値観で歴史を断罪すべきでないのではないでしょうか
戦後国際秩序は日独の戦争責任を前提としているのでしょうか
サンフランシスコ講和条約は日本の戦争責任を認めているでしょうか
サンフランシスコ講和条約は東京裁判を認めていないのではないでしょうか
連合国側にも戦争責任はあるのではないでしょうか
中国、韓国側には戦争責任はまったくないのでしょうか
イタリアをはじめとする独日以外の枢軸国は戦争責任を問われないのでしょうか
帝国主義、植民地主義こそもっとも深刻な歴史的犯罪ではないでしょうか
自国に負の過去があるのは不幸なことでしょうか
 
あとがき