ちょっと昔の道具から見なおす住まい方
- サブタイトル
- 編著者名
- 山口 昌伴 著者
- 出版者
- 王国社
- 出版年月
- 2008年(平成20年)10月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 222p
- ISBN
- 9784860730413
- NDC(分類)
- 383.9
- 請求記号
- 383.9/Y24
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
1 美味をうみだす道具だて
まな板 足がなくなって
庖丁 三丁あれば三倍おいしい
砥石 日々蘇生する道具
亀の子たわし ロングライフデザイン
へちま 食べられるたわし
貝なべ 縄紋時代を卓上に
羽釜 嫁姑の戦いは去りぬ
ほうろく 火の味、火の香り
七りん 秋刀魚のけぶり
2 ごりごりぐるぐるぺったらこ
すりこぎ1 足をすりこぎにして
すりこぎ2 山道台所道具店
すり鉢 台所の窓ぎわ族
鰹節けずり 本物鉋の楽々老後
そば打(ぶ)ち 不老長寿のリハビリ療法
餅つき臼 重さの存在感
石臼 女上位を唱う挽き臼
3 昔の道具はエコロジー
飯びつ 道具も人並みに歳をとる
米びつ 猫いらずから鼠いらずへ
乾物箱 食文化を守るただの箱
揚げ板 風味を支えた冷暗空間
漬物石 身近な自然が遠のいて
漏斗 移しかえが省のはじまり
竹の皮 なぜ竹は皮を脱ぐのか
4 食卓から見える風景
ちゃぶ台 道具から間どりを考える
箱膳 ディナーボックス未来形
漆椀 美の値段
めおと茶碗 寸法のたくらみ
醤油さし ガラスに映る食卓の風景
箸 箸づかい「イケナイ」基準
箸箱 失われたのは私自身か
5 水の道、湯の道、身心調理術
かなだらい パッと捨てればもう清浄
トタンのバケツ 清浄と不浄の使い分け
ポンプ井戸 住まいの水系を見なおす
蛇口 鋳金工芸の風格あり
大理石のシンク アクロポリスの丘の上にて
坐り流し お茶道水屋点前(てまえ)
手拭 一器多用の布きれ
風呂場の小椅子 広がる尻突き小椅子の世界
小風呂(こぶろ) 湯豆腐で初風呂をご一緒に
6 そうじ、せんたく、衣の道具
箒 食べられる箒・食べられない箒
ざしき箒 掃除機よりもスポーティー
ぞうきん 健康法まで組みこむ衣の始末
足袋 四肢皆手の残映
スカート 国宝級をつくる自給自足
張り板 洗濯する技術の喪失
洗濯機 盥とセットで描かれるが
ミシン 衣の生活技術が消えた
7 住まいのしつらえ、時のながれ
柱時計 家族の時を告げた
踏み台1 子どもごころのネジを巻く
踏み台2 「馬鹿野郎」の結晶
火鉢 お祖父(じい)の居どころ
長火鉢 お祖父(ばあ)の居どころ
掘炬燵1 お尻の下の温室
掘炬燵2 ネパールにもHori gotatu
囲炉裏 目線を煙(けむ)にまく長~い食卓
自在鉤 デジタル鋸歯式とアナログ摩擦式
火吹竹 カスタマイズド・デザイン
8 和のたたずまい、巧まざる仕かけ
引越 道具だてが決め手・和の住まい
ざぶとん 坐の美学の結晶
たたみ1 畳表をおもてに出して
たたみ2 歩み心地・踏み心地
たたみ3 表替えの算段
たたみ4 空間を律する畳縁効果(たたみべりエフェクト)
床の間1 床の間があれば家になる
床の間2 展示(ディスプレー)空間・御床(おんとこ)の間
襖 すれちがう「壁」
障子1 景色が波打つ額入り障子
障子2 空間を律する寸の法
すだれ 見ぬふりしらぬふり
9 情に報いる手間ひまの効能
硯 時間をかけて得する
筆 机の上の動物園
千枚通し 紙縒(こより)を結ぶ時の重さ
電話室 家庭外暴力の防止策
肖像写真 過去・現在・未来を生きる
荒神さま 家内安全のご利益(りやく)
10 地縁(ちえん)コミュニティーの生き方
土間 土間が三分の一を占めるべし
上り框(がまち) 日本にもあった長~い椅子
縁側 縁のつながる縁(えん)の側(かわ)
小あがり 「中(なか)の床」の設計術
縁台 ベンチとはちがうもの
生垣(いけがき) 灰色のどぶの向こうに
リヤカー ご町内は空白ゾーン
家畜自動車 枯草がエネルギー源
牛車 家畜自動車の日本版
川舟 衰運を陸運に変えた近代
おわりに
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