國の寶
第一編 物の世のなか
皆さんは世界生活をしています
寶さがし
寶の用いかた
發明と發見
物についての考へ方
いまの世のなか
第二編 資源はどこに
資源は各國に分たれています
世界の地圖は動いています
わが國の資源を生むもの
わが國には何でも出來ます
わが國は山の國です
わが國は水の國であります
わが國は農の國です
珍らしいツンドラ
天災も少くありません
景色も資源です
第三編 人も貴い資源
人も資源といへます
人は國防の資源です
わが國は凸年です
一億の民となるまで
世界の人口とくらべて
支那事變と人口
よい頭とよい體格
どうすればよいか
日本人はよく働きます
どんな仕事をしていますか
海外にはたらく日本人
ゆけ、滿洲國へ拓民として
第四編 何が不足しているか
資源の何が不足していますか
生活は高まつてゆきます
軍需品の資源が不足です
輸出品の原料にも不足しています
物からみた不足
機械がなくてはいけません
第五編 産業の進みゆく途
産業をするには資本がいります
いろいろの資本と企業
仕事をする仕組み
産業組合とは何か
カルテルとトラスト
産業のいろいろ
産業は分れてゆきます
國全體としても産業は變つてゆきます
工業の發達
わが國の産業と外國
輕工業から重工業へ
第六編 物が手にはいるまで
いく人かの手を經ています
ほしいものは店で買ひます
お金のこと
倉庫や運送や保險のこと
第七編 不足はどうして補ふ
不足は補はねばなりません
ほかの品で間に合はせて下さい
二度の役に立たせて下さい
發明へ發見へ――化學の世の中
ひろい範圍で求めて下さい――大陸政策
滿洲國や支那は、農業國・原料國です
しかし、資源は、ただ出ません
それでも足らぬときは――輸入
産金と金の集中
盛んにすべき輸出貿易
第八編 計畫を立てて一つ心に
國のためにすることを第一に
何を統制しますか
すべては計畫にもとづいて
一つ心になつて
装幀(恩地孝四郎)
挿繪(脇田和)
圖解(証精一)