図書ジゴク ノ ニホンヘイ000051597

地獄の日本兵

サブタイトル1~10
新潮新書;273 ニューギニア戦線の真相
編著者名
飯田 進 著者
出版者
新潮社
出版年月
2008年(平成20年)7月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
189p
ISBN
9784106102738
NDC(分類)
916
請求記号
916/I26
保管場所
閉架一般
内容注記
主要参考文献及び出典一覧:p188‐189
和書
目次

はじめに
第1章 大調査隊をニューギニアへ
「時勢を何と思っちょるか」
興亜青年の志
ニューギニア民政府へ志願
「謎の魔界」
調査の目的
人食い人種の住む山へ
標高三千メートルのサイクロープ山山頂で
 
第2章 餓死の序幕
ガダルカナル島の「生命判断」
熱帯雨林の真実
救出されても他戦線に「転進」
ポートモレスビーを攻略せよ
食糧は最大二十日分
ガ島へ戦力投入、補給絶たれる
西へ撤退の始まり
柳沢軍医の涙
 
第3章 命を吸いとる山を越えて
本国から五千キロ離れた軍の弱み
サラワケット山越えを選ぶ
ひたすらに山頂を目指して
二千二百名の落命
軍司令部も西へ
眼前に広がる「原始の墓場」
自分だけでも食糧を
 
第4章 底なしの大湿地帯を行く
棘のある熱帯マングローブ
未知の湿地帯を歩く
浮かんできた母の顔
装具のない死体
病兵が強盗に狙われる
蛙、蝶々、蜘蛛まで口にして
失われた軍人勅諭
 
第5章 幻と消えた「あ号作戦」
置き去りにされた第十八軍
口べらしの総攻撃
密林で先住民と生きる
「逃亡兵に気をつけろよ」
大尉の独白
一%以下の生還者に奥崎謙三
頼みの綱の友軍陣地に向かって
トル河に築かれた死体の山
腹は裂かれ、肉は剥ぎとられ
 
第6章 ビアク島の玉砕戦
「連合艦隊がきたぞう!」
返ってきた先住民の恨み
西洞窟の最期
西と東へ分かれて転進
イドレへの八十八日間
「七%の生存率」
壊滅した師団司令部
 
第7章 私の犯した「戦争犯罪」
亜丁丸、轟沈の瞬間
だまし討ちされた高級将校たち
「北岸作戦」始動
奇妙な再会と最初の戦果
「釈放すれば通報される」
前面の敵、前へ、前へ、突け!
巡警の逃亡としぼむ戦意
もし、補給があったなら
軍用犬も遂に消える
米軍よ、攻めてこい
 
第8章 敗戦と収監、そして日本へ
海面に撃ち続けた銃弾
密かな決意
科せられた戦犯容疑は
様変わりしたホランディア
かつての捕虜が警備兵に
運命を分けた軍事法廷
「重労働二十年」の刑に服す
護送トラックから見た日本の街
「海ゆかば」で送った死刑囚
警察予備隊創設、に揺れたスガモ
 
おわりに
主要参考文献及び出典一覧