転進瀬島龍三の「遺言」
- サブタイトル
- 編著者名
- 新井 喜美夫 著者
- 出版者
- 講談社
- 出版年月
- 2008年(平成20年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 302p
- ISBN
- 9784062148382
- NDC(分類)
- 289
- 請求記号
- 289/Se21
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき――太平洋戦争の真実を明かす「遺言状」
第一章 敗北を知らなかった東条英機
戦犯を救った五島慶太
東条が語った驚くべき事実
海軍と陸軍の間にあった厚い壁
敗戦を報告しなかった理由
補給もままならず死の島に
なぜインパール作戦を止められなかったか
陸海軍統合の上申書
戦争に負けても平和に勝った
第二章 守一隅 照千里
行財政改革で総理に
瀬島と土光の共通点
臨調で果たした役割
なぜ電電公社と国鉄の民営化だったのか
私の部屋は「居酒屋ホテル」
食に垣間見た合理主義
五島と瀬島の不思議な関係
伊藤忠商事が青山に移転した理由
書に記された最澄の言葉
五島と瀬島の常人とかけ離れた発想
意外な瀬島の頼み
第三章 天皇の忠臣
最前線のことは何も知らなかった参謀たち
歩く軍人勅諭
瀬島と対照的だった日経連会長
総理大臣が出向いた民間人
経済人の第一の条件とは
立身出世を夢見て
瀬島にとってエリートの証とは
幕末が生んだ俗物
坂本龍馬は利にさとい武器商人
男爵位欲しさに戦端を開いた軍人
東条と瀬島の共通点
金と女性には無欲だったふたり
天皇のためにあえて汚名を
山本五十六は名将か
東条と山本はどちらが本物の軍人か
第四章 昭和最後の参謀の素顔
才女を怖がらせた電話の主
無能な者は黙殺
瀬島流人物評とは
東京裁判にソ連から連れてこられた三人
シベリア抑留者が見た瀬島
笑ったことのない「液体人間」
第五章 北進か南進か
「結果的には南進説でした」
ノモンハン戦の真実
日本の道を誤らせた心理的影響とは
北との戦いから逃げた日本軍
大本営のスパイとして渡満
ガダルカナルで検討された生物兵器使用
武田信玄と日本軍の失敗
北進を貫けなかった理由
日露戦争の本当の勝因
終結のシナリオさえなしに
第六章 明治維新の功罪
税金を納めなかった軍人
明治憲法の罪
軍国主義への第一歩「ゴーストップ事件」
長州は陸軍、薩摩は海軍
陸軍と海軍の内戦一歩手前までいった事件
内乱を恐れた天皇
皇道派と統制派の対立
海軍でも繰り広げられた派閥争い
すべての病根は明治維新
若き軍人の葛藤
第七章 対米開戦の真実
真珠湾攻撃の引き金
ハル・ノートは最後通牒か
国際社会が暗黙のうちに認めていた満州国
「下の者はもはや、押さえきれなかった」
アメリカが読みきれなかった日本の出方
参戦だけは避けたかったルーズベルト
蒋介石が変えたハル・ノート
民主主義を理解していれば開戦は
愚将、山本五十六の証拠
差し止められた大統領から天皇への親電
親電の遅延に瀬島の関与はあったのか
「対米覚書」は宣戦布告にあらず
「対米覚書」を修正したメンバー
一四通目の打電が遅れた理由
天皇の御心を考えた瀬島
第八章 シベリア抑留が残したもの
居場所はいつも部屋の隅
歌に励まされて耐えたシベリア
ホテルで音楽が解禁になった裏側
シベリアの地で描いたシナリオ
理想の軍隊再興を阻んだ吉田茂
第九章 転進
日韓関係に情熱を注いだ理由
スリランカを重視した背景
日米安保体制を認めていたのか
靖国神社に近づかなくなった出来事
特攻隊とヒロポン
大西滝治郎が児玉誉士夫に託したもの
「文明では西洋に劣るが、人間的には優れている」
現代教育の欠陥とは
第一〇章 遺言
軍隊と官僚機構の本質
国鉄民営化で露呈した戦中・戦後の共通点
軍部が残した負の遺産
軍人のためにつくられた社保庁
瀬島龍三の遺言
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