歴史と責任
- サブタイトル
- 「慰安婦」問題と一九九〇年代
- 編著者名
- 金 富子 [ほか]編著/中野 敏男 編著
- 出版者
- 青弓社
- 出版年月
- 2008年(平成20年)6月
- 大きさ(縦×横)cm
- 21×
- ページ
- 422p
- ISBN
- 9784787232861
- NDC(分類)
- 210.7
- 請求記号
- 210.7/Ki41
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- ブックガイド:p383‐391 年表:p392‐405
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに――「慰安婦」問題と一九九〇年代(金富子)
序章 日本軍「慰安婦」問題と歴史への責任――本書の認識と課題
日本軍「慰安婦」問題と歴史への責任――本書の認識と課題(中野敏男)
第1章 「慰安婦」問題と日本の過去克服――問われた課題
「慰安婦」被害者の「尊厳の回復」とは何か?――女性国際戦犯法廷が求めた正義と「国民基金」(西野瑠美子)
国民基金と被害者の声(鄭鉉栢[中野宣子訳])
「日本軍戦時性暴力被害」訴訟から見えてくること――裁判はどこまで「慰安婦」問題を裁けているか?(大川正彦)
戦後責任と日本人の「主体」(中野敏男)
「慰安婦」問題と脱植民地主義――歴史修正主義的な「和解」への抵抗(金富子)
第2章 世界の過去克服への取り組みから
韓国現代史と過去精算の展開(韓洪九[金栄訳])
台湾における未完の脱植民地化(駒込武)
南部アフリカに「真実和解委員会」が残したこと――植民地主義の過去をめぐって(永原陽子)
紛争下の性的暴力と国際法の到達点(東澤靖)
ドイツの過去克服(矢野久)
植民地支配の歴史の再審――フランスの「過去の克服」の現在(菊池恵介)
批判的フェミニズムと日本軍性奴隷制――アジア/アメリカからみる女性の人権レジームの陥穽(米山リサ)
第3章 何がなお問われているのか
脱冷戦と植民地支配責任の追及――続・植民地支配責任を定立するために(板垣竜太)
帰国事業と日本の戦後責任(テッサ・モーリス=スズキ[大川正彦訳])
在日朝鮮人弾圧から見る日本の植民地主義と軍事化(金栄)
韓国の歴史論争とナショナリズムの克服――「親日」と「反日」の争点化を中心に(河棕文)
アメリカ議会下院と「慰安婦」問題(荒井信一)
植民地女性と脱帝国のフェミニズム(宋連玉)
おわりに(金富子/中野敏男)
資料
ブックガイド
年表
日本で行われている戦時性暴力被害訴訟一覧(二〇〇八年三月十一日付)
河野官房長官談話
女性国際戦犯法廷・最終判決文「勧告」
アメリカ下院「慰安婦」謝罪要求決議
欧州議会「慰安婦」謝罪要求決議
ダーバン二〇〇一宣言・行動計画(抄)
装丁(神田昇和)
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