図書目録ボクラ ノ ジダイ ニワ カシホンヤ ガ アッタ資料番号:000051559

ぼくらの時代には貸本屋があった

サブタイトル
戦後大衆小説考
編著者名
菊池 仁 著者
出版者
新人物往来社
出版年月
2008年(平成20年)8月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
371p
ISBN
9784404035660
NDC(分類)
910
請求記号
910/Ki24
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

第一章 貸本屋一二三堂と昭和三〇年代
貸本屋一二三堂のこと
悪書追放運動と貸本屋
貸本屋でどんな本が読まれていたか(1)
貸本屋でどんな本が読まれていたか(2)
貸本屋でどんな本が読まれていたか(3)
貸本屋でどんな本が読まれていたか(4)
 
第二章 柴田錬三郎――花も実もある絵空事
秘剣“満月斬り”
感動的であった『剣は知っていた』
秋月六郎太との出会い
母にまつわる原風景
評論家柴田錬三郎
梅津長門の人物造形
眠狂四郎ができるまで
“業”を背負ったヒーロー
浮世への区切り
 
第三章 五味康祐――剣豪が斬ったのは戦後思想
貸本屋には短編集がなかった!
“小説文庫”という名の新書
『喪神』の舞台裏
どちらが勝ったの?
名作『桜を斬る』
未完の大作『柳生武芸帳』
小林秀雄の大衆小説観
魅力的な藤木道満の人物造形
名は丹下典膳
純愛小説の名手
 
第四章 村上元三――名もなき庶民の歴史参画
『三界飛脚』の衝撃
出世作『佐々木小次郎』
『新選組』のうまさ
頂点示した『水戸黄門』
出だしのうまさは絶品
無名の二人を起用
“フィクションもの”が主流に
光る人物造形力
女主人公ものが登場
題材のユニークさではピカ一
 
第五章 角田喜久雄――伝奇ロマンへの招待状
度肝を抜く趣向の数々
半九郎とお柳
総カナつきの本はいい
 
第六章 富田常雄――『姿三四郎』だけではない
姿三四郎との出会い
日本男子と大和撫子
『白虎』と『鳴門太平記』
 
第七章 松本清張――『かげろう絵図』と『西海道談綺』の違い
カッパノベルズの登場
組織と人間のドラマ
顔のないヒーロー
清張版伝奇小説
 
第八章 井上靖――ロマンの香り高い恋愛小説
文芸部入部
長編恋愛小説の世界
ヒロインは人妻!
独得な清潔感
 
第九章 白川渥――明朗、清潔な学園もの
青春の悩み
教師と教え子
『坊ちゃん』と『青い山脈』の融合
 
あとがき

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