雲はかえらず
北方編
占守島降伏す(吾妻徳一)
択捉島師団船舶隊(村上清幸)
萬感迫るキスカ撤収(菅野春雄)
死の漂流記(犬飼作冶)
北方の海底に眠る日蓮丸(佐藤正逸)
朝鮮・満洲編
戦争とは何ぞや(熊谷彌一郎)
三十八度線を越えて(村上和)
朝鮮羅津港混乱す(村上重冶)
敗戦の三十八度線(遠藤義見)
ソ連軍侵攻と開拓団の悲劇(松下倉三郎)
哀しき軍人の妻たち(小泉さとる)
氷の防寒帽(小野寺達郎)
長城ゲリラ戦区(山浦八郎)
赤い夕陽の満洲(阿部善三)
生還(吉田章)
噫々牡丹江(菅野春之進)
カランコロン・カランコロン(村上敬一)
戦場の民(斎藤善吉)
鞍山市の日々(村田あき)
敗戦時の吉林(佐藤文雄)
死線を越えて(山内正孝)
虫螻の様に死んだ子供達(山内時江)
血涙記(吉田源之進)
北安守備隊日記(熊谷與助)
人間万事塞翁が馬(佐藤善太郎)
国境の町から(小松寅雄)
終生の重荷(千田英男)
赤い夕日の大陸(庄子久)
戦中の体験(熊谷正二三)
想えば遠くまで征ってきたもんだ(高橋正志)
満州国の崩るる日(小松宗夫)
シベリア抑留編
異国の丘(村上敬一)
抑留記(川村政治郎)
シベリア抑留記(森栄七)
敗戦と俘慮生活(笠沼卓三)
恨みは深し沿海州の三年(尾形忠行)
クロイツェル女史と落合直文(藤代正喜)
シベリア点描(横田民雄)
帰国への道(境俊男)
シベリアエレジー(若松佐一)
天皇陛下ノ命ニヨリ(川原悟)
流浪の小羊たち(佐々木一子)
飢餓集団(熊谷辰雄)
軍旗に想いをよせて(菅野源冶)
雪原の葬儀(畠山忠吾)
青春の一ページ(及川八郎)
戦火とシベリア生活(小山小四郎)
シベリアさすらいの記(梶原重義)
抑留生活の想い出(小松長七郎)
奴隷となった神兵(奥田君男)
泣き叫ぶ子ら(小岩寿三郎)
遥かなるシベリア(小松国美)
イラストで綴るソ連抑留記(小野寺林)
中国編
想い出(平田武)
油断大敵(斎藤正六)
追憶の北支戦線(吉田新寿)
北支山西省董封村の想い出(小野寺七郎)
遥かなる太原(村上幸子)
山嶽進撃の思い出(小山武俊)
奇跡(佐藤安兵衛)
白酒の未練(横田正一郎)
三家村遠景(田中活男)
激闘・三家村から生還(菅野賢吾)
三家村戦闘の思い出(尾形高雄)
中支戦線あれこれ(小山真六)
武漢三鎮への道(昆野幸治郎)
「麦と兵隊」の頃(吉田貞雄)
中支従軍の想い出(小山武雄)
思い出の暁部隊(梶原清志)
中支戦線冬季攻勢(広野武蔵)
決死の伝令行(小山弘市)
あの日・あのとき(館森尭)
思い出すままに(菊地新太郎)
泣かされた水と飯盒炊さん(小松文治)
兵隊の事務屋(佐藤久四郎)
母の位牌を背負って(山口二郎)
九死に一生(高城與一)
チェホフ父子(菅原正美)
常徳作戦に参加して(西城實雄)
山砲はゆく(菅野定一)
奇跡の防空壕(小松正治)
戦後視察記(三浦英夫)
従軍「漢口第一陸軍病院」(白幡小夜)
私の戦争体験記(加納仁)
私の体験(畠山善五郎)
兵隊は蟻の如く(佐藤国之助)
広東防衛(佐藤信悦)
運命(三浦義夫)
百里の道も一歩から(阿部善三)
悪夢の日日(菊地シゲ子)
李准金物語(及川鶴雄)
菜の花(菅原正美)
馬と蛆と風(菅原悦三)
人間と馬のふれあい(吉田耕八郎)
栄光の三千里(星井芳郎)
誓って国を出たからは(吉田豊)
南方編
戦場の出会いと別離(高橋平太郎)
天兵越南に下る(村上武男)
捕虜の舟艇護送(佐々木武夫)
捕虜生活と五人野球(小野寺栄夫)
駆けめぐった戦陣三千里(佐藤初治郎)
東南アジア転戦記(高橋義冶)
酒は弾丸より強し(小野寺幸三郎)
明号作戦の一こま(吉田小次郎)
昆野君の戦死(清水幸治)
討部隊赤ぼたん(小山正明)
辻参謀に殴られた話(横山潔)
ジャワ島占領(平田兵一)
バレンバン追想(小山四郎)
南方戦線従軍記(鈴木倉雄)
盲腸炎で命を救わる(佐藤久四郎)
死山血河(移川仁郎)
私の南方従軍記(西城久子)
死の地獄谷(星康之)
死の漂流(佐藤又太郎)
日の丸の旗(菅原三代二郎)
南十字星(阿部善三)
私の思い出(尾形哲良)
慰安婦護送船(村上慶吉)
ラバウルにて(佐藤謙三郎)
我が青春をかえりみて(佐々木清之進)
蟻の補給船隊(小野寺勁)
南十字星に想う(小野寺勇)
追憶のニューブリテン島(小野寺弘)
南海の孤島“ビアク島”(鈴木正夫)
バラオ島回想記(駒田光雄)
「タロキナ」作戦の思い出(中里初郎)
トラック島の落日(小松正一)
伸びすぎたシーレーン(鈴木新治郎)
硫黄島・地獄からの生還(斎藤登喜冶)
ニューギニア戦線(佐藤力)
ブーゲンビルにて(大内正雄)
パラオ島苦難の日々(小山修平)
進駐軍の通訳として(石川春治)
南海の孤島を想う(小松利邦)
ポナペ島陣地構築(笠沼乾治郎)
「ガ島」に死す(菊田孝一)
ガ島日記抄(吉川達雄)
椰子のパイプ(鈴木新治郎)
回想のビルマ従軍行(斉藤新四郎)
ビルマ敗走裏話(田中活男)
屍臭山河を覆う(及川富一)
ビルマ戦線五百日(尾形松男)
軍旗と共に(小松信二)
長い様で短かい五年(吉田盛)
南十字星の下で(水野末吉)
餓鬼(小野寺俊夫)
北ビルマ自動車隊(平田兵一)
インパール(村上吉一)
敗走・ビルマ戦線(小野寺登)
ビルマ線の想い出(福田茂枝)
B29を撃て(吉田七郎)
闘うインド国民軍(及川富一)
負傷の思い出(菅原庄太郎)
悲劇・アラカン山脈の撤退(村上正之進)
航空・海軍編
砂の中の青春(川島秀夫)
ハイビスカスの咲く夜(菊田冨郎)
我が兵隊放浪記(村田好平)
零戦空戦記(斉藤一次郎)
戦闘機「鐘馗」を駆って(吉田亮四郎)
あの雲のかなたに(村上松男)
レイテの空碧く(高橋倉二)
飛燕戦闘隊(橋本幸一)
予科練体験記(小野寺正太郎)
海南島空中戦記(畠山忠一郎)
翼なき予科練の記(尾形桃太郎)
吾れかく戦えり(樋口清美)
輸送船団の運命(斎藤弘)
レイテ沖の海戦(小野寺兵一)
吾が敗戦の記(小野寺二郎)
軍艦「巌島」の最期(小野寺時男)
神助か、生きられた(白旗稔)
最後の大型輸送船団(小野寺和賀蔵)
駆逐艦「春雨」の航跡(須藤栄八)
まぼろしの空母「信濃」沈む(日野正)
特殊監視艇「豊丸」(佐々木俊治郎)
国内編
援農隊出発す(菅原勝一)
学徒動員の思い出(小野寺かつみ)
私達の青春(菅原敦子)
梶ケ浦空襲(畠山巖)
愛馬の嘶き(村上政雄)
戦争がもたらした顔(高橋久子)
手紙(小野寺まつを)
戦中戦後の食糧難を克服して(安田善三郎)
気仙沼高女・女子挺身隊(神山とし)
戦時中の生活雑感(昆野艶子)
気仙沼大空襲(小松勝実)
遺恨(矢田三郎)
女子挺身隊員の思い出(高橋秀子)
戦時の小学校生活(小野寺濱子)
十五年戦争(芦立祐之)
あめふり花(村田スミ子)
父は生きて還った(小野寺淑子)
鹿折大空襲(後藤正雄)
父上、母上、妹よ(小野寺茂夫)
私の戦中戦後(広沢恵子)
東京第一陸軍病院の思い出(高城礼子)
ちりぬるを(真鍋みどり)
デッキの青春(小野寺浩子)
東京空襲(畠山善五郎)
気仙沼空襲記(東正一)
私の青春(熊谷永慕陽)
学徒動員の思い出(安元力代)
気仙沼空襲のとき(三浦百郎)
国内も戦場(渡辺錬真)
戦時中の思い出(佐藤セツ)
ここにも戦いがあった(昆野昇)
私の戦時体験記(三浦も里子)
学徒出陣(広野武蔵)
国賊教師(小松ちや子)
失われた青春の挽歌(牧野珪舟)
大島空襲(菅原要八)
武器なき兵隊(千葉勝衛)
灰色の青春(小野寺正子)
死は鴻毛より軽ろし(小野寺尚一)
吾が青春の記録(小野寺みゆき)
戦傷兵を看取りて(小野寺好江)
戦争と松根油採り(小野寺和子)
一教員の手記(熊谷勝冶)
カーキ色の青春(神山真浦)
空しかった青春(守きみ)
悪夢(小山行子)
気仙沼・特設警備隊(守屋敬亮)
花と散る身は(小野寺みどり)
二年生の暑い夏(及川貞子)
座談会 日本機墜落(上八瀬上部落)
戦没者名簿
参考資料・戦争体験記の背景
戦争体験を記録する会委員名簿
編集後記
装幀/レイアウト/カット製作・選定(菅原正美)