図書ギンドケイ ノ トッコウ000051179

銀時計の特攻

サブタイトル1~10
文春新書;644 陸軍大尉若杉是俊の幼年学校魂
編著者名
江森 敬治 著者
出版者
文藝春秋
出版年月
2008年(平成20年)7月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
223p
ISBN
9784166606443
NDC(分類)
916
請求記号
916/E54
保管場所
閉架一般
内容注記
若杉是俊の肖像あり
和書
目次

第一章 若杉是俊大尉
秀才集団のトップにいた若杉少尉は、提出書類に血判を押してまで特攻隊として出撃することを熱望した
 
第二章 同期生
恩賜の銀時計を三度も拝受した若杉がなぜ死んだのか。同期生たちの脳裏からその問いは戦後ずっと消えることはない
 
第三章 広島陸軍幼年学校
いつの日にか、三国干渉の屈辱を晴らしたい。そこから純乎堅確な青年将校を育成する幼年学校の道は開かれた
 
第四章 卒業写真
父は軍人としての立身出世を願ったが、本人は必ずしも素直に立身出世を望んでいたわけではない
 
第五章 両親
戦死の報が届くと、「うちの是俊は世界一」と自慢していた父は、ショックのあまり「わしも死ぬ」と食を絶った
 
第六章 カデット魂
強い軍隊は形容詞を使わない。若杉は、離陸する時にはただ「若杉少尉、征きます」とだけ言った
 
第七章 益田芳男生徒監
若杉が最も影響を受けた益田生徒監は「私が教育した中でも最優秀、人格面に於いては全期を通じて最優秀」と惜しんだ
 
第八章 陸軍航空
東条英機が初代陸軍航空総監に就任すると、航空兵育成にも大きな弾みがついたのだが……
 
第九章 卒業式
「大元帥陛下の御臨幸を仰ぎ奉り」、生徒も父兄も「もう死んでもよい」と大いに感激をした
 
第十章 常陸教導飛行師団
成績優秀のため教官要員として水戸に残った。それが、若杉が特攻隊員になる道につながる
 
第十一章 出撃
「貴様ら特攻になるんじゃないぞ」。若杉は同期生をわざわざ別の場所に呼び、そう告げた
 
第十二章 エピローグ
突入五日前の手紙には「突っ込む時の心境、唯、無一物 空と考えます。ニッコリ笑へると思ひます」とある
 
あとがき