図書目録シナ アンギャキ資料番号:000051096

支那行脚記

サブタイトル
編著者名
後藤 朝太郎 著
出版者
萬里閣書房
出版年月
1930年(昭和5年)2月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
6,2,17,478p,図版42枚
ISBN
NDC(分類)
292
請求記号
292/G72
保管場所
閉架一般
内容注記
増補 記述は増補10版による
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

序文
 
一 支那内地の行脚振り
支那行脚の心理
燕山楚水を巡りて
 
二 雲煙萬里の異郷の情緒
 
三 四川蜀女の織り成す蜀江の錦
 
四 江山畫圖の如き赤壁東坡寺の夕照
天際を流るる長江の大
黄州赤壁への途上
金銀珊瑚より成る龍宮に似た眺め
 
五 乾隆帝の寵を鍾めた香妃(郎世寧の名畫物語)
 
六 廣東に入りて孤窓北京を思ふ
廣東を北京に比較して
廣東を外國と視る長江江岸の農夫
廣東の江上を飾るフラワー・ボート紫洞船の去來
廣東珠江の客人蛋民族に同情して
 
七 靈藥蛇酒の禮讃
蛇酒の珍談
蛇酒屋に出入して
 
八 支那茶道の常禮
 
九 支那焚香の幽趣
東洋風人の清香氣分
茶禪同一味
寺院の靈趣
 
一〇 民國琴士の風懷
 
一一 王公の榮華を物語る支那皇陵の參拜
 
一二 支那の皇陵に見る明清の石造藝術
 
一三 香港隨一の名門何翁の珍什重寶を觀る
 
一四 福建廣東の海上に稼ぐ海賊船
 
一五 乘客を鐵門内に幽閉せる廣東行の船中
 
一六 廣東學生の凄腕
廣東軍官學校
廣東學生の投身
宣傳を成功の秘訣とせる廣東の學生
 
一七 青天白日旗飜る上海の情勢
外人の恐怖をよそに小鳥をあやす支那勞働者
上海市中の不安を唆る反蒋介石派の一味
 
一八 江南平和郷の新局面
長江の春色を破る軍艦護衞の物々しさ
江邊の漁樵問答
 
一九 浙江の田舎に見る新社會現象
紹興地方の自治と共産系の色彩
財寶の封印と路上の身體檢査
 
二〇 杭州の名門夏超の首實檢
 
二一 殆んど廢墟と化した漢口の日本租界
 
二二 儒教の精神を超越した舊同文書院
孔孟の教は土足に蹂躙せらる
勝手放題な學生の共産氣分
 
二三 名君の徳澤に浴せざる地方良民
君臣離れ離れの支那の國情
蒋介石に對する列國人の誤解
 
二四 武漢國民政府の秘密主義
支那の天下は鼎立の形
スラヴ式の破壞法に中毒せる支那人
 
二五 湖南省に見る農民協會
小作農民に媚びたる農民協會
農民のうらに潜む土豪劣紳呼ばはり
 
二六 興味ある米人の支那觀
 
二七 打倒共産黨の大文字
 
二八 支那に迎へらるる社會改造の書籍各種
 
二九 支那上流の接觸にのみ努めて下層暴徒に手を噛まるる日本の外交
革命の正規軍
支那は一盤散沙の國のみ
 
三〇 日本から見た中支地方の社會的推移
日本は支那の推移を如何に見る
我的我的!●的我的!の考へ
 
三一 支那舞臺に處せんとする事業家の爲めに
支那ではいつも原告側に立つ者は弱い
輕く弄ばれたる文明顏の列國
 
三二 支那長江爼上の在留邦人
總勘定をされた揚子江邊の邦人の事業
長江不祥事件の事實の眞相を公表し得ざる日本人
常に下敷となれる在支同胞
日本は長江の延長なり
支那の人々より學ぶべき長所の數々
 
三三 揚子江岸より引揚ぐる幾千の同胞に同情して
日本人の大陸發展を急轉直下に阻止せし一大不祥事
遺憾多き共産黨派の便衣隊と暴徒
揚子江岸より引揚ぐる幾千の同胞
 
三四 支那經濟生活に觀る奇習
銀の響音による硬貨の鑑定
馬蹄銀
信用の出來ぬ國立銀行
軍隊にも打算第一主義を
支那の財閥
寺僧の蝋漁り
船着き場の水底漁り
武漢の天地に見る物々交換
破産を超越せる幸福な國
 
三五 支那人の家庭生活
家庭は田舎の方に
婦人は家長の觀あり
家庭の信仰する神々
支那家庭の芝居
家庭の食事時
家庭より學校へ
留學生の家庭
家庭に客となりて
支那風呂
 
三六 時局の裏に漲る謎の支那
國として觀た謎の支那
國民生活から觀た謎の支那
社會から觀た謎の支那
孔子廟から觀た謎の支那
衞生から觀た謎の支那
藝術から觀た謎の支那
文學から觀た謎の支那
富者から觀た謎の支那
乞食から觀た謎の支那
青年から觀た謎の支那
婦人から觀た謎の支那
資金局から觀た謎の支那
戰爭から觀た謎の支那
土匪馬賊から觀た謎の支那
租界から觀た謎の支那
日本から觀た謎の支那
世界から觀た謎の支那
謎を解く事實の批判
 
三七 英支八十年間の總勘定
歴史上稀に見るの擡頭振り
支那人の懷の實入りと面子の問題
租界奪回の結末は
國民政府を新らしい友邦に
列強の極東方針の樹直しと支那民族自身の反省の必要
 
三八 支那に於ける中秋觀月の情趣
 
三九 中秋後一日湖南の友人馬公武君の來訪を受けて
 
四〇 隨筆支那行脚の結論
 
【口繪説明】(四色版)
一 南方國民政府確立擁護の大ポスター
二 南方國民黨の理想を象徴せる巧妙なる新ポスター
三 漢口舊英租界の税關屋上に輝く國民黨の青天白日旗
 
【寫眞目次】
一 著者が南支行脚中における江上盛夏の午睡振り
二 北支、北京城外に見る農夫と放牧の情趣
三 江南地方の家庭に呼び入れられた盲人の三味線彈き
四 長江の江岸濁流に太公望をきめ込む農夫の呑氣さ
五 北京城内トンスウパイロウ東四牌樓大街の景趣
六 北京の民衆娯樂場テンチヤウロ天橋路に見る麺の買賣
七 南支の沿岸に見る極彩色フラワー・ボートの美觀
八 江蘇省蘇州城内の水郷南潯橋の優趣
九 江蘇省南京城外に明の孝陵大理石馬の顔を撫する著者(上)
一〇 江蘇省南京城外、明の孝陵陵下の廢墟、靈域を訪ぬる著者と高山翁(下)
一一 直隷省南口明の十三陵の石柱及び石人石馬の全景(上)
一二 直隷省、南口明の十三陵に於ける大理石の石頭牌樓(下)
一三 直隷省南口郊外、明の十三陵中永樂帝の長陵途上に見る大理石、石人石馬の全景
一四 風韻を失はざる民國勞働者の優美なる襟度
一五 上海黄浦江上に見るサンパンと米國ダラー汽船の入港(上)
一六 江南地方四つ手網の漁業振り(下)
一七 浙江省の田舎一輪車に見る孟宗竹の運搬(上)
一八 上海郊外農村に見る水牛の耕農(下)
一九 昭和二年四月三日漢口日本租界の掠奪當時に於ける慘状
二〇 上海租界に備へられたる列國鐡條網の一部
二一 南軍国民黨員の貼れる宣傳的ポスター五種
二二 江蘇省蘇州城外農村の情趣(上)
二三 江蘇松江の田舎に見る農家の收穫期(下)
二四 ボロヂンを中心としたる共産派の横暴時代に於ける共産誹謗の宣傳圖解ポスター
二五 奇想天外の藝當に觀覽者を驚かせる支那人の輕業振り
二六 昭和二年三月廿四日の掠奪事件以前に於ける南京領事館の玄關(上)
二六 同じく四月三日の掠奪以後に見たる漢口日本租界民家被害の慘状(下)
二七 馬蹄銀
二八 江西省廬山クウリン●嶺の避暑地に向ふ山轎の景趣(右)
二九 浙江省杭州西湖、飛來峰巖窟の人口(左)
三〇 北京の晝市なる白市に見るザルや味噌こしの露店
三一 四百餘州の人氣を一身に集めたる梨國界の名優梅蘭芳君の素顏とその扮装振り
三二 冬の支那行脚に見る江南の田舎兒女の可愛さ
三三 北京地安門内に於ける衛門の景趣(上)
三四 江蘇省蘇州城外留園の個人庭園(下)
三五 上海で見る大道粥賣りの景趣
三六 江南地方の路傍に見る易者、占ひ師の恰好
三七 山西省の北隅大同郊外雲崗石佛寺への馬車行脚
三八 大同の雲崗石佛古寺に見る最も勝れたる露佛の坐像
三九 著者、馬夫の肩に縋がり危く山西省太原縣城外の汾水を徒渉る行脚振り(上)
四〇 著者が南京城外明の孝陵途上百姓の子供や乞食どもにねだられ銅貨を施せるところ(下)
四一 滿洲婦人の特色を物語れる頭上華麗の裝飾
四二 幾萬の南軍長江を渡らんとする民船の雄趣
四三 上海の町外れ路上百餘の鵝鳥をまとめ歸路につける老夫
四四 蜿延嶺より溪へと走り朔北の地を劃する長城の壯觀
四五 青天白日旗と上海の租界に見る女學生の排外行列
四六 江蘇省蘇州寒山寺の庭内に於ける著者と高山幸翁(右)
四七 湖北省宣昌峽の裏山靈泉寺石門洞内に於ける著者一行(左)
四八 北京の北郊南口より居庸關青龍橋に進む蒙古路の驢馬(上)
四九 北京、西便門附近に於ける蒙古駱駝隊歸燕の光景(下)

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