迷信と妄想
- サブタイトル
- 編著者名
- 森田 正馬 著
- 出版者
- 實業之日本社
- 出版年月
- 1928年(昭和3年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 3,5,252p
- ISBN
- NDC(分類)
- 145
- 請求記号
- 145/Mo66
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
第一 緒言
第二 妄想の實例
動物電氣をかけ(、、)られるといふ者
某大臣を我父といふ者
第三 妄想とは何ぞ
煩惱と妄想
迷信の例
判斷と信念
宗教的信仰
主義、僻論
妄想の定義
第四 妄想の發生
發生の條件
意識障碍に關係して起るもの
感情と妄想發生との關係
精神薄弱に關係して起る妄想
幻覺に關係して起る妄想
原發性妄想
特發性妄想
第五 妄想構成の過程
潜想期
推量期
編成期
確認期
痴呆期
妄想は常人の迷妄を擴大したもの
第六 妄想性痴呆症の病理
第七 巣鴨病院の蘆原將軍
第八 偏執病の病理
好訴妄想の例 其一
好訴妄想の例 其二
好訴妄想の例 其三
直訴狂の例 其一
直訴狂の例 其二
訴訟妄想(妄想性痴呆)
第九 宗教的妄想
宗教妄想 其一(自稱佛王家)
宗教妄想 其二(神道教會を計畫した男)
宗教妄想 其三(生如來の數へ歌)
宗教妄想 其四(文字の發明改良家)
宗教妄想 其五(蕎麥のみを食する「しやか京宗」の開祖)
宗教妄想 其六(お太陽樣の御告を上奏せんとせる女)
第拾 天理教祖
第拾壹 金光教祖
何れも神憑の迷信
總括
第拾貳 妄想の診斷
第拾參 迷信發生の内因
自己保存慾
萬物皆心ありとの思想
感情の知覺、記憶、判斷に及ぼす影響
縁起といふ事
自ら欺く事
注意若くは意識状態と判斷との關係
第拾四 迷信發生の外因
迷信の外因
迷信の一般素因
迷信の誘因
迷信の固定及び經過消長
第拾五 迷信とは何ぞ
迷信に關する諸氏の定義及び其批評
知識と信念
科學と藝術、哲學と宗教とによる觀察、描寫
迷信の判定
物質的斷定と精神的判定
迷信の定義
迷信の分類
第拾六 迷信の弊害及び豫防、救濟
迷信者には不思議がない
物には必ず利害がある
北條氏は迷信のために滅びた
神佛となりて金銀作る事に賞で給ふべしや
信長妖僧を斬る
治病や欲望に對する迷信の弊害
迷信の利益
妄想の療法上の注意
迷信豫防上の注意
迷信は之を説服、抑壓してもいかぬ
迷信を去るは正しき人生觀を作るによる
第拾七 正信とは何ぞ
實在とは認識である
直覺必ずしも物の正否を定むる事は出來ぬ
認識、判斷は氣分によつて違ふ
意識は認識の正否を定むる標準とはならぬ
正信とは事實を尊重する敬虔の心である
眞理とは科學的方法で定められたものである
科學と宗教とは相排するものではない
第拾八 神憑の現象に就いて
神憑とは何ぞ
降神術
憑依の種類
憑依の起る原因的關係
憑依現象
精神病者に來る憑依現象
他人の精神感通が所謂自働書記に現はるる女の例
神靈の感通により世の中の切替をなさんとする男の例
神憑の説明
第拾九 迷信と精神病
迷信治療は暗夜に鐵砲
淫祠邪教の害毒
行者の宣告で精神病を誘發する
死靈の憑いた精神病
祈祷から精神錯亂
天理教から精神病
加持と催眠術
夫に背いて天理教信仰
迷信は無教育の女に多い
憑依の迷信
土佐の犬神
憑依の一般症状
種々雜多の憑物
猿猴の詫状
犬神を伴れに行く
祈祷で犬神憑にする
恐怖から犬神憑になる
大蛇の棲むといふ淵で蛇憑になる
犬神が身體の内を動き廻る
憑物で豫言をする
祈祷と催眠術との實驗
村中擧つて犬神憑になる
加持臺の實驗
迷信があれば誰でも憑物にかかる
附録
姓名判斷
淘宮術
禁厭
讀心術
女學生と迷信
女の十九の厄年
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