時勢と人物
維新の大業と先輩の遺蹟
歴史及び歴史家
後藤子爵の紹介辭に就て
物あれば必ず歴史あり
人間の歴史と其の人相
世界の歴史は世界が保存
往古の歴史と近代の發見
歴史は無極無窮に繋がる
歴史の歴史と其の見解
歴史は科學乎、藝術乎
大處を大觀し小處を小觀す
歴史家と二通りの系統
歴史は人間學の大部分
東西古今に亙る一大平等觀
歴史は實例的教訓の哲學
歴史に對する讀方と見方
維新史に於ける吉田松陰先生の地位
松陰先生と著者との因縁
皮相から見た失敗の生涯
維新の遺業理想の原動力
理想の實行方は局面打破
長州の中心網は松陰先生
米艦搭乘の失敗は大成功
松陰先生の教育と其感化
松陰先生の眞面目大本領
吉田松陰
松陰神社
松陰と其の師友
脱藩して旅行
踏海遠遊の計企
松陰の國防意見
松下義塾の教育法
外の交は内の憂
松陰と攘夷
十九世紀の蘇秦張儀
局面打破の急先鋒
革命家の資格
松陰とマジニー
松陰の最後
松陰先生七十年
橋本景岳先生
越前に對する傳來の關係
國家の價値と優秀の人物
恒久永存の良師景岳先生
理想家にして亦た實行家
一人の生死と一國の歴史
徳川幕府末期の因循姑息
景岳先生にして若し在らば
三條實萬公其他を説伏す
景岳先生の外交内治意見
井伊直弼と景岳先生の死
往く處可なりし景岳先生
理智と感情と能く融合す
天才的に夙成の景岳先生
寧ろ弱點を以て吾人に接近
維新の大業と横井小楠
勤王の土地と學問の土地
細川家歴世の人物と勤王
肥後の學問と小楠先生
藤田東湖と小楠先生の交遊
小楠先生の飲酒と醉狂
旅行・天下の士と交はる
家老長岡監物との絶交
勤王攘夷より開國尊皇へ
達人にして即時即決主義
小楠先生越前の招聘に應ず
越前に於ける小楠先生
愈々天下の大政に參與す
暗殺事件と小楠先生の態度
小楠先生と元田永孚先生
熱烈純粋の忠君勤王者
小楠先生の本領と眞精神
横井小楠先生
毛色の變つた人物と人格
合ひ惚れの東湖小楠兩先生
誤解せられたる理由の一二
小楠先生の南朝尊崇
開國の國是と政治主義
小楠先生の理想と卓見
缺點を除けば悉く長所
西郷南洲先生五十年祭典
何處迄も南洲先生の頌徳
人類中の偉大なる一人物
徳と力を兼備したる偉人
日本に於ける二大英雄漢
南洲先生の本領は殉道者
日英兩國史出發點の相違
日本傳統的精神の發揮者
偶像破壊論と維新の大業
二大精神合體の一大先輩
南洲先生の精靈は千古不滅
南洲先生追悼會
大久保甲東先生五十年祭典
大久保甲東先生五十年
木戸松菊先生五十年
木戸松菊先生
岩倉公舊蹟保存會
勝 海舟先生
海舟先生と維新の歴史
背景の幕府と徳川家康
少時の苦學と海軍傳習生
長崎に於ける種々の収穫
外交談判と一つの特色
海軍其他を日本的に統一
薩長兩藩の長短と態度
長州へ出向談判の結末
大政返上と其の前後
江戸開城と海舟先生