シェークスピヤ研究栞
緒言 其一
緒言 其二
第一章 どの作を、どんな順序で、又、最初の參考用としては、先づ、どんな參考書を讀むがよいか?
著作年次
作の梗概を物語風にしたもの
初學の爲の讀み順
シェークスピヤ研究の入門書
一卷本のシェークスピヤ全集
第二章 訓詁本位の研究 其一
辭書、語典、書志、要語索引、其他
書志 bibliography
四折版(クヲートー)、二折版(フオリオ)及び十八世紀以後の諸刊本
註釋書
第三章 訓詁本位の研究 其二
正經(キヤノン)、不正經(ノンキヤノン)問題に關するもの
僞作物
原版本
第四章 文學本位の研究
文学的研究の由來
文學的研究の種々相
文學的研究管見十ヶ條
第五章 傳記本位の研究 其一
傳記研究の沿革
傳記研究の諸方法
第六章 傳記本位の研究 其二
傳記研究書
背景研究書
作家としての研究書
第七章 傳記本位の研究 其三
シェークスピヤの時代
劇界の情況、劇場と舞臺
戯曲、俳優、其他
第八章 シェークスピヤ疑義説(ミステリー) 其一
ベーコン即シェークスピヤ論
ベーコン論の由來
第九章 シェークスピヤ疑義説 其二
論證方式の二大別と疑問箇條
ベーコン派の代表論
第十章 シェークスピヤ疑義説 其三
オックスフォード伯問題
集團説(グループ・シオリー)
第十一章 「ソネット」集問題
「ソネット集」の性質、由來、内容
「ソネット集」に關する四説
「ソネット集」研究書
第十二章 シェークスピヤと其競敵
シェークスピヤの先進作者
グリーンと其一著
チャプマンとヂョンソン
第十三章 實演本位の研究 其一
實演本位研究の意義及び其内容
實演本位の主要研究書
第十四章 實演本位の研究 其二
シェークスピヤ時代の劇場構造及び舞臺裝置の研究書
シェークスピヤ其人、其作、其劇の實演本位研究
第十五章 實演本位の研究 其三
シェークスピヤ劇の新演出
シェークスピヤ實演臺本句讀法
第十六章 シェークスピヤの肖像、其他
シェークスピヤ像のいろいろ
轉寫に由る變相
ダヴィナント胸像
ドイツに在る死面(デス・マスク)
シェークスピヤの筆蹟
シェークスピヤといふ名の表記法
第十七章 シェークスピヤ劇の飜譯
ドイツ、フランスに於ける飜譯書
「反譯者は反逆者」
シェークスピヤ飜譯難
第十八章 自分の飜譯に就いて
五變遷
飜譯上の用意
トガキに就いて
口語と現代語
沙翁譯新修餘談