現代日本文學全集 第5篇
卷頭寫眞(照影)
序詞(筆蹟)
我觀小景(がくわんせうけい)
宇宙(うちう)
眞善美日本人(しんぜんびにほんじん)
僞惡醜日本人(ぎあくしうにほんじん)
冒頓(ぼうとん)
西郷隆盛(さいがうたかもり)とガリバルヂー
二元帥(にげんすい)を中心(ちうしん)に
東西英雄一夕話(とうざいえいゆういつせきわ)
東洋(とうやう)へ來(きた)れる歐米人(おうべいじん)
黒黄白人對等觀(こくくわうはくじんたいとうくわん)
明治年間(めいぢねんかん)に於(お)ける思想(しさう)變遷(へんせん)の一斑(いつぱん)
言(げん)と字(じ)と文(ぶん)
歳時
新年と舊年
老か壯か舊か新か
生命の長と幅と厚
勤勉と餘裕
寒月梅花を照す
如何に浩氣を養ふ
雪中松と白色緑色
大寒よりして立春
紀元節の意義を知れ
紀元節と梅の節句
梅花
源は遠く水は清かれ
男兒祭女兒祭
春
是より花の季節
皇祖祭櫻花節
四月三日
遊ぶべき季節
櫻花の季節は短きか
都下第一の好季節に就き
花下の清遊
福は心にあり
春風の心と秋水の腦
五月幟と五月柱
兩節句
花風去り葉風來る
正に六月の霖雨
優等生よりも實力生
七月の學生
本月輩出の新人物
卒業式か始業式か
卒業に伴ふの悲哀
何處へ旅行する
歸省する幾萬青年
休暇は惰眠を強ひず
夏は天然娯樂多し
避暑地域は廢物利用
登山か水泳か其他か
陽暦に於ける八朔
冷靜熱動共に銷夏す
銷夏法に就き
游泳
無休暇より良成績
暑中何をか得る
暑中休暇の意義
陽氣なる夏
夏期休暇の坐禪
何處に如何に暑中を過ごすか
夏日將に盡きんとす
休暇後に精神爽快か
如何に學業に就くか
天漸く高し清し
燈火稍可親とは何ぞ
活動に可、安靜に可
秋色を觀じて人事に及ぶ
秋草
齊しく彼の月を賞す
秋は高く露氣清し
百錬して秋水の光
九月十三夜の賞月
月星の光に親むも妙
銃獵
天長節の過去將來
私の小春日本晴れ
霜露降り木葉落つ
日英兩國の黄葉季
秋景漸く冬景に變ず
冬に入りて何の感
政治季節と火事季節
雪
年の終末
老の到る到らざる
前原一誠(まえばらいつせい)
邊見十郎太(へんみじふろた)
(附)山と水/弱國に出づる英雄/成功に就き一/成功に就き二/我が日本の雄大性/世界外交の三勢力/驕奢階級への反感/梅花趣味は今何状/職業としての文學一/職業としての文學二
年譜