昭和の体験
はじめに
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第一章 ―一九三五年(昭和十年)ごろ四、五歳東京中野
*騎乗の父
*お酒盛リ
*歌、踊リ、絵本
*二・二六事件
*祖父母の家
*お仕置き
*代々木練兵場の天皇陛下
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第二章 ―一九三七年(昭和十二年)六歳天津日本租界
*天津へ
*天津日本人第二小学校入学
*ボーイとアマとシァオプー
*日本租界と外国の租界
*盧溝橋事件
*日中戦争ヘ―戦闘の進む日常
*官撫工作
*母とアマの病気
*家族は帰国準備
*内地へ
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第三章 ―一九三八年(昭和十三年)七歳母の実家のある福島市
*母の実家―福島県男子師範学校附属小二年へ編入
*陰膳
*母のしつけ
*教生の先生
*太平洋戦争勃発
*金鵄勲章
*舌禍問題
*出征兵士
*教生の先生も戦地へ
*戦時が生んだ情景
*父は南方へ
*食糧配給・琴の調ベ―県立福島高女へ進学
*上級生の学徒動員
*戦災に遭った祖父母
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第四章 ―一九四五年(昭和二十年)十四歳終戦
*終戦の日
*新教育
*教生の先生方の散華
*ラバウルから復員
*公職追放
*声楽のレッスン
*山地の菜園
*進学断念―親友の支え
*洋裁技術習得―教材は内職の縫い物
*父の仕事
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第五章 ―一九五〇年(昭和二十五年)十九歳東京保谷市(現西東京市)
*富士の見えるバラック
*朝鮮戦争勃発
*就職
*内閣調査室
*婚約
*朝鮮戦争終結
*結婚準備
*退職
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第六章 ―一九五四年(昭和二十九年)二十三歳結婚
*新たな試練
*父の公職追放解除・軍人恩給復活
*企業戦士と専業主婦
*サイドビジネス―育児の苦悩
*PTA副会長
*姑の認知症―閉塞性慢性気管支炎に
*夫の妄想―肺炎から肺気腫に移行
*離婚命令
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第七章 ―一九八五年(昭和六十年)五十四歳離婚
*三人の娘たち
*家庭裁判所調停
*離婚裁判 地裁
*離婚裁判 高裁
*高裁判決確定
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第八章 ―一九八九年(平成元年)五十八歳再びの生
*導かれ育まれて
*青春のような秋
*次女弥生の死―弥生の魂と再会
*命それぞれ
*病癒えて新たな道へ
*血縁を超え、宗教宗派を超えて、”愛”の海原へ
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おわりに
主な参考文献