昭和天皇
- サブタイトル
- 岩波新書;新赤版 1111
- 編著者名
- 原 武史 著者
- 出版者
- 岩波書店
- 出版年月
- 2008年(平成20年)1月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- vii,288p
- ISBN
- 9784004311119
- NDC(分類)
- 288
- 請求記号
- 288/H31
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
昭和天皇が出席した主な宮中祭祀
皇居概略図
宮中三殿と付属施設
*
序章 一九八六年の新嘗祭
「聖なる空間」宮中三殿へ
最後の祭祀
こだわりは、なぜ?
貞明皇后との確執
生物学研究と「神」
戦前と戦後の連続面
宮中祭祀への着目
*
第一章 「万世一系」の自覚
十八歳で第一歩を
明治・大正天皇と祭祀
貞明皇后と祭祀
南朝正統論と「三種の神器」
地方視察と天皇陵参拝
百二十四代天皇を実感
「参拝」と「信仰」
*
第二章 ヨーロッパ訪問と摂政就任
明治天皇を理想として
訪欧に込められた意図
活動写真の役割
「大規模な儀礼」への関心
「君民一体」の空間
女官制度の改革へ
牧野仲顕の危惧
度重なる地方視察
爆発した貞明皇后の怒り
「信仰」の重要性
スポーツに熱中
結婚の条件
皇后、「神ながらの道」へ
都市計画への関心
顕微鏡で生物を観察
*
第三章 天皇としての出発
大正天皇死去後の皇太后
変形菌の新種・新変種発見
「必ズ神罰アルベシ」
明治天皇の再来
大礼と観兵式・親閲式
「国体」の視覚化
地方視察と生物学研究
天皇・皇太后・秩父宮
二・二六事件への激怒
皇太后との微妙な関係
溥儀の来日
*
第四章 戦争と祭祀
日中戦争勃発後の神嘗祭
「国民奉祝の時間」
四月・十月の靖国神社参拝
演出される「現人神」
しばしば独り言を
「神様の御加護を」
相模湾での生物採集
戦争勝利の確信
皇太后、沼津へ疎開
一年ぶりの「御帰還」
高松宮との確執
宮中祭祀は賢所仮殿で
皇太后の和歌の謎
強まる神がかりの傾向
「努力と神力によって」
高松宮の天皇批判
和平へ、方針転換
「三種の神器」の確保が第一
玉音放送、大東亜共栄圏ヘ
*
第五章 退位か留位か
天皇とマッカーサー
「神の御力」にすがる発想
「神・大宮様・国民」
「御退位被遊が至当なり」
皇太后の摂政就任案?
温存された宮中祭祀
植物への関心も
革命を恐れて
戦後巡幸と熱狂的歓迎
皇太后の秩父神社参拝
宮城前広場、十万人の熱狂
内奏と下問
祭祀は私事として継続
祭祀にこだわった理由
カトリックヘの関心
退位の否定
皇太后の死去
「お言葉」から消えた謝罪
伊勢神宮と靖国神社ヘ
*
第六章 宮中の闇
独立後の地方行幸
復活した「時間支配」
「かくれたる人」
「魔女」と呼ばれる女官
三島由紀夫の宮中三殿見学
入江相政と今城誼子
祭祀と生物学研究
三島の自決と新嘗祭
天皇・皇后訪欧と今城罷免
皇后に異変
高松宮の動きを心配
「戦争責任」を質問されて
靖国神社への参拝
「正座の練習もされて」
衰えた体力
進行する評臓ガン
最後のこだわり
無念
昭和は終わっていない
*
あとがき
資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。
- 担当:
- 図書情報部 図書係
- 電話番号:
- 03-3222-2573
- FAX:
- 03-3222-2626

