図書目録マンシュウ ケイケン ノ シャカイガク資料番号:000050796

「満洲」経験の社会学

サブタイトル
植民地の記憶のかたち Sekaishiso seminar
編著者名
坂部 晶子 著
出版者
世界思想社
出版年月
2008年(平成20年)3月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
v,261p
ISBN
9784790713203
NDC(分類)
334
請求記号
334/Sa27
保管場所
閉架一般
内容注記
博士論文(京都大学)に若干の修正を加えたもの 「満洲国」関連年表:p236 参考文献:p237‐251
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

序章 植民地と記憶
植民地経験の語り
「満洲国」の歴史記述
植民地支配のレトリック
記憶の次元
多声的な記憶の語りへ

第1章 支配のためのレトリックの行方
「満洲」の市民生活者
マスター・ナラティヴを志向するもの―「王道楽土」の物語
植民地の日常性の語られ方
語り続けられる植民地の記憶
植民地経験の語りの空間

第2章 喪失した故郷へのノスタルジア
植民地の日常性の語り
植民者の戦後
「満洲」の同窓会として
想起の現場ヘ―同窓会報における「満洲」の記憶
固着した過去
付表1 満洲関連団体リスト

第3章 慰霊というコメモレイション
「逃避行」の語り
植民と引揚げ―長野県の事例から
慰霊碑文にみる集合的記憶
記述のなかの包摂と排除
語り部として
表2 長野県内「満洲」開拓団の記念(慰霊)碑リスト

第4章 抵抗と被害の記憶のコメモレイション
中国東北地区における記念館展示
烈士墓の時代―一九四〇年代末~六〇年代半ば
万人坑の時代―一九六〇年代半ば~七〇年代
博物館の時代―一九八〇年代以降
被植民地社会での集合的記憶の変遷
付表3 コメモレイション施設リスト

第5章 被害の記憶の聞きとり実践
歴史の記述と当事者の記憶
山間部国境の街―黒龍江省東寧県
日本人植民者のまなざし
労工の記憶
植民地経験のコメモレイション・プロジェクト

第6章 個人的な記憶の語り
植民地経験の再解釈
植民化プロセスのなかの個人の生
もうひとつの物語
語ることの困難
個人の記憶が語られる場所

終章 多声的な記憶をとおして
分離した言説空間
ナショナルな記憶としての統合と葛藤
歴史のはざまで
一元化された記憶の語りに抗して

「満洲国」関連年表
参考文献
あとがき
索引

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