私もまた語り部として生きる
- サブタイトル
- 市民が綴るそれぞれの20世紀
- 編著者名
- 村上 義雄 編著
- 出版者
- 教育史料出版会
- 出版年月
- 2004年(平成16年)12月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 246p
- ISBN
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/Mu43
- 保管場所
- 閉架準備棚
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき(村上義雄)
*
[序章]広島・長崎、そしてアウシュビッツ。人間の「業」におののく
長崎の母と子よ、あなたはいま何が言いたいですか?(西田俊子)
「だれがわたしをころしたの」(安藤道子)
広島―修学旅行。少女は弁当が食べられなくなった(北野晴信)
アウシュビッツ、人間っていったいどういう生き物?(赤羽貴子)
*
[第一章]敗戦、そして引き揚げ。「よくぞ生き延びた」が実感
「朝鮮神宮が燃えている」。私たちは震え上がった(剱持千枝子)
台湾で迎えた敗戦。人びとはやさしかった(畔柳啓子)
金成根さん、もう一度会いたい(野地友子)
弟・紀夫―生後三週間の”戦死”(佐藤妙子)
四歳、私は戦時下、生後七ヵ月で死んだ弟の喪主だった(室屋千代子)
焦土―すべてを失って光を見つけた(貞永和子)
世界に冠たる軍港・横須賀は滅んだ・そして……(大久保洋子)
米軍機がまいたビラに衝撃・そして夫とたどった戦後(静間しをリ)
「六三制」「みかんの花咲く丘」そして「シベリア抑留」(鈴木恵子)
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[第二章]不死鳥のように蘇生する日本。禍福よじれて…
されど福祉後進国。ハンディキャップを背負ってどう生きればいい?(松樹偕子)
荒れる中学―嵐を乗り越えて(野田光子)
家中電化で女性解放?(面来比佐子)
戦後の発明、「ニュータウン」―陸の孤島は解消したが……(佐藤ますみ)
戦中、戦後―変わる銀座、変わらない銀座(田畑文枝)
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[第三章]ボーダレスの時代―国境・国籍を超える視点
異文化と出会った日々―イスラムの国で暮らして(辻岡千枝子)
”多国籍クラス”に日本語が弾む(佐々木恭子)
難民キャンプで出会った子どもたち(高木美恵子)
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[第四章]「20世紀のあなた」への手紙
アメリカでやっと息子の腎臓移植に寄り添えた(熊井眞知子)
石牟礼道子さま、不知火海は静かでやさしい海でした(井上ヒロ)
山頭火さま、あなたもひもじかったのですね(西ノ内多恵)
東京大空襲―母よ、よくぞ語ってくれました(渡辺光子)
夫よ、七〇代になった「少年」よ、あなたは何を見たの?(柴本礼子)
父よ、あの革のトラックの中身には驚きましたよ(成生汎子)
我か母校へ。よくぞ「自由」の火を絶やさなかった(山岸範子)
*
[終章]環境、沖縄、宇宙、憲法―21世紀に残された宿題
環境破壊、行政の重い腰。とても黙ってはいられない(池内裕子)
沖縄を傷つけ続ける「ヤマト」。私は肩身が狭い(竹村長久)
息子は「月旅行予約チケット」を持っています(別所美枝子)
日本国憲法どの私は頑固に護憲を貫きます(畠山重興)
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