米朝よもやま噺
- サブタイトル
- 編著者名
- 桂 米朝(3代目) 著
- 出版者
- 朝日新聞社
- 出版年月
- 2007年(平成19年)12月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 221p
- ISBN
- 9784022503619
- NDC(分類)
- 779
- 請求記号
- 779/Ka88
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 肖像あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
芸談聴かせるのも稽古のうち 05年9月~12月
二枚目に持ってかなしょうがない
お客さんのために、雨を少々
昔の巡業は「御難」でしたな
巡業につきもの、怪談じみた話
芸談聴かせるのも稽古のうち
聴く気にさすには金取るに限る
遊びも奉仕も商人は惜しみなく
「技芸者証」師匠どないしたんやろ
55歳の締めに全集まとめる
古い売り声残してはった南天さん
人間もしゃれてはった南天さん
90歳円都さんと寄席、一代の思い出
けったいな芸もあった円都さん
たばこ好きでも難しい「莨の火」
80過ぎて一世風扉、瓢右衛門さん
住之江や住吉あたりが大阪の原点
*
戦中、噺聴き、欲しかった甘いもん 06年1月~5月
朝青龍の強さに双葉山を重ねて
東京とは一味違った「大阪相撲」
食堂で「お子様ランチふたつ、酒5本」
先代南陵さん、脱線しても面白い
15日続き読み、常連集った講釈場
戦中、噺聴き、欲しかった甘いもん
水都・大阪、水はええことなかった
大坂八百八橋に「はし」は無い?
大阪の橋、夕涼みにも身投げにも
講釈場で教わった島流しの苦しみ
芸術か犯罪か、粋な「バレ噺」
「お茶子」はオバンでも女性がええ
人も種類も豊富やった鳴物
出囃子「野崎」、ええ曲ですなあ
うちの桜ね、どうにも性根が悪い
小学校から俳句、ませてたんかな
何げない言葉の奥に季節秘め
*
落語の録音、最初はイヤでねえ~ 06年5月~9月
二代目円馬はん、東京落語の粋
逸話欠かぬ、天下御免の奴はん
奇人の機転、踊り忘れてゴリラまね
何とも不思議、扇遊さんの「蝿とり」
よう笑うた三亀坊の立体紙芝居
「上方はなし」生んだ五代目松鶴
代書屋の看板上げた米団治師匠
刺青・毛虫逸話絶えぬ米団治
漫才へ転向、噺家の数が減った
数え唄で喝采、末子・千代八コンビ
客席に枕、寝ながら聴いた夏の講談
ソ連兵、時計には弱かったんやね
浪曲はホンマにすごい人気やった
講釈師追い回した広沢虎造
磨き合った交通局昼飯係の米之助
米之助、兄弟以上の仲でした
落語の録音、最初はイヤでねえ~
*
犬にも通じた?ざこばの言葉 06年9月~07年1月
漫才コンビ、一代限りのもんやろか
音楽ショウの後、やりにくいもんや
色っぽすぎて発禁一躍全国区に
志ん生さんの枯れた声、良かったなあ
繁昌亭にも、ぜひ出たいですな
無声映画、独特やった弁士の話芸
お産の映画、よう流行ったんです
ちょい役も喜んで出たもんです
酒・たばこ、我ながらよう我慢したな
ええ酒の相手、ざこばももう59歳
犬にも通じた?ざこばの言葉
ざこば、目え覚めたら出番の時間や
昔の正月準備、風情ありましたな
大晦日、夜通し大変な忙しさ
お年玉、今はひたすら渡すほうです
十日戎の戎さん、大忙しや
*
芸歴60年、言われてびっくりしたな 07年1月~5月
小米朝の入門、えらい反対したんや
3人の子、内弟子が兄さんやった
子には背中を見せたらええのや
小米朝もバツが悪かったやろな
あの頃から稽古が嫌いやったんやな
「1株くれ」と言うたハンソンさん
地下鉄の駅名で字を覚えたそうや
初代春団治「一番値打ちあるのは」
歌之助、師弟ともに変わり種や
新歌之助、福呼ぶ男になってや
芸歴60年、言われてびっくりしたな
照れるようなありがたい句会
呼吸が分かったら大したもんや
「地獄」は常に新鮮な落語やな
「ねちっこさ」でさらに飛躍を
いとこいの漫才、飽きなんだ
アドリブで代表作もできたんや
こいしさんも命拾いしてるんや
しゃれた芸名、自前でつけた
*
名前が復活するんはええことや 07年5月~9月
鳥取から「すずめ」が来た
小米のマクラは、ほんまもん
弟子と師匠、酒が入れば友達や
独演会、ネタ選びに小米の下心
貫禄あって、よう踊る人やった
怪談噺、恨まれる理由が大切や
川がきれいやった頃を感じて
「らくだ」繊細でないとでけん
「上方風流」遊びの延長やった
生まれながらの芝居好きなんや
名前が復活するんはええことや
何やら目に見えない不思議な縁
落語できっちり勝負せんと
新しいネタに挑戦、ええことや
何度聴いても丁寧な噺
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