ラジオの戦争責任
- サブタイトル
- PHP新書;508
- 編著者名
- 坂本 慎一 著
- 出版者
- PHP研究所
- 出版年月
- 2008年(平成20年)3月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 259p
- ISBN
- 9784569697758
- NDC(分類)
- 699
- 請求記号
- 699/Sa32
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- おもな参考文献:p254‐259
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき
*
序章 世界最強のマスメディア・日本のラジオ
太平洋戦争に関する疑問
戦前の放送の概要
日本におけるラジオ放送の最大の特徴
本書の概要
*
第一章 「超絶」の演説家高嶋米峰
高嶋米峰とは
若きころの高嶋
新仏教運動
初演説
「いかに生きるべきか」を問う宗教
雑誌史上初の「廃刊号」
聖徳太子千三百年法要
「超絶」の始まり
「ひのえうま生まれの娘さんたちに」
初期ラジオ放送への貢献
教養放送全盛期へ
軍国主義への挑戦
軍部のブラックリストに載る
連合軍の進駐を迎えて
考察―ラジオ啓蒙の開拓者
*
第二章 時代の寵児友松圓諦
友松圓諦とは
世に出る前の友松
十五日間の「法句経講義」
高神覚昇の登場
真理運動の開始
数々のスキャンダル
雄弁家たちの話し方
その後のラジオ出演
「仏教的非戦論」から戦争礼賛への転向
考察―教養放送全盛期の代表的人物
*
第三章 熱意の商人松下幸之助
松下幸之助とラジオ
ラジオと出会うまでの松下
ラジオとの出会い
「ラジオ屋」は水商売の代名詞
「故障絶無」のラジオを目指して
「当選号」の失敗―試行錯誤の日々
下村宏の高い評価曰
トップメーカーヘの躍進と価格競争
松下のラジオ出演
ラジオ番組「店員の時間」
ラジオの教養番組から生まれた”松下幸之助の言葉”
松下の戦争協力
考察―ラジオを国民的なものにした功績
*
第四章 希代のラジオ扇動家松岡洋右
松岡洋右とは
四十歳までの松岡
雄弁家として著名に
大演説「十字架上の日本」
国際連盟脱退と「サヨナラ・スピーチ」
大衆の英雄から満鉄総裁へ
外務大臣松岡の早技
ラジオ時代の英雄
大臣を罷免される
太平洋戦争と松岡
考察―ラジオによる扇動政治の時代
*
第五章 玉音放送の仕掛け人下村宏
下村宏とは
若き日の下村
官僚時代
朝日新聞入社、副社長に
ラジオは「声による新聞」
日本の敗北を予想
軍部からの入閣反対、そして雌伏の日々
戦争肯定の真の狙い
終戦内閣への参加
天皇への拝謁
昭和天皇、無条件降伏決意の瞬間
終戦の御聖断
録音作業と反乱軍による監禁
三十七分半の日本史上もっとも衝撃的な放送
戦犯容疑
考察―終戦を成功させた男
*
終章 昭和初期ラジオの功と罪
昭和史研究の盲点
声の文化としてのラジオ
統計重視の災い
集団心理と日本のラジオ
何が太平洋戦争の本質なのか
未来への教訓
*
あとがき
おもな参考文献
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