図書センジョウ カラ サイゴ ノ イッツウ000050573

戦場から最後の一通

サブタイトル1~10
編著者名
日本遺族会 編者
出版者
日本遺族会
出版年月
1991年(平成3年)10月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
396p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/N71
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

序 (財団法人 日本遺族会 会長・長谷川峻)
一度でいい、「お父さん」と呼んでみたかった(広島・井上千代)
驚きと悲しみ、ただ呆然(長野・北嶌辰乃)
五十五通の軍事郵便から(長崎・坂口義臣)
身守とはならなかった名刀入り短刀(愛知・入谷栄)
比島からきた一枚の葉書(愛知・浅井光雄)
とうとうくるものが来た(兵庫・松田さわの)
「帰ってきた」と、一ヵ月半も続いた玄関に立ちつくす夢(富山・穴口可子)
幼い三人の子供を残して(京都・川畠しず)
最後の別れ間に合わず(長野・石原ひさ)
小学校を卒業したばかりの三男への遺書(石川・三村春茂)
いま、あの五十年前を思い出す(山形・伊藤みどり)
夫の最後の軍事郵便を読初めに(福島・依田キク)
お前や子供たちの書いたものが欲しい(岐阜・原きぬ枝)
祭礼で撮った家族写真を見てほしかった(富山・松井恵美子)
幾たびか思った”もし、父が帰ってたら…”(京都・佐々木和美)
無念、終戦直後に戦死(栃木・久保井一雄)
家族を思う、気配りの三十一通(三重・堤みね)
不本意な戦死を、いまも悔やむ(愛知・中西花子)
三十六通目の軍事郵便(兵庫・森きくみ)
戦後分かった、主人の戦死前後の様子(兵庫・山口コスミ)
兄の最後の遺書(長野・中村美代子)
あの世で、皆と話し合っていますか(愛知・岡島せき)
「広報」の惨酷な短文に号泣(埼玉・竹内瑠美子)
朝夢の不安が現実となった(神奈川・三井明子)
命日は、陰膳の写真が倒れた日(福岡・木村登茂江)
永遠の別れとなった出征の日の後ろ姿(栃木・平石カウ)
お父さんは、まだ遠くへ出張(滋賀・清水もと)
見知らぬ人に諭され、残った命(香川・藤沢正子)
夫逝きし地の土、いつの日か墓地へ(大阪・北田艶子)
一通だけの便り(神奈川・伊藤房子)
腹巻きの中に保管して持ち帰った最後の一通(静岡・那須田利夫)
「父あらば」、禁句で過せし我が家(兵庫・青山千代子)
心の糧として当時を偲ぶ、軍事郵便三十七信(山口・大嶋よし子)
「もう今度は帰ってこない」(京都・磯部光治)
四十三年目に分かった所属部隊名(神奈川・大田千栄子)
亡き夫と語る(京都・奥田田鶴)
戦場から最後の一通(佐賀・鬼崎仁美)
元気に、ただ今!と帰ってくるような気がして(千葉・永谷ヒサ)
病身に鞭打ち夢中で育てた五人の子ども(栃木・川村タケ)
歌の墓標(福岡・高崎末男)
手紙を手形に話し合っている夫と娘(滋賀・村田寿子)
「我一人じゃない」と励ましてくれた母(神奈川・角田ナカ)
暗唱できるほど何遍も読み返し、すり切れた遺書(三重・山口てる)
「広報」に先駆けたお悔み電報(山口・西俣フミコ)
家族のみを案じた最後の一通(山形・小林さか江)
ジャワよりの第四報(宮城・斉藤文枝)
一舟(山口・宇佐川フサエ)
本当に悲しい思い出ばかり(山口・河村スマ子)
手造りのお位牌作者に会えてこそ終わる戦後(長野・下平嘉代)
もしやの望み絶たれた世話部の文書(広島・山口アヤメ)
子どもの成長が生き甲斐の人生(静岡・監物あい子)
お互い、死を知らぬまま逝った母と子(東京・平林冨美)
はるか南方で拝んだ母の新盆(京都・石橋連造)
南溟からの便り(鳥取・倉長宏)
俺が桜花と散っても、妹がいる(山口・貞弘一枝)
父応召と同じ年、念願の慰霊(三重・佐藤孝幸)
下宿人を装い、”本音”の文通(奈良・瓦口紀子)