証言 第21集(2007)
〔巻頭言〕核兵器廃絶は、日本国憲法九条を堅持し、改定を許さないこと(森口貢)
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特集核廃絶への道―ナガサキからつくる平和の力
核廃絶と改憲阻止への闘い(土山秀夫)
伊藤長崎市長射殺事件について論じておきたいこと(舟越耿一)
緊急声明/私たちは一切の暴力を許さない(長崎の証言の会)
〔長崎の証言の会・二〇〇七年・座談会〕
被爆地ナガサキからつくる平和の力(長崎の証言の会)
〔出席者〕(門更月/田崎昇/濱崎均/平野伸人/山本直子
(司会)草野十四朗(進行)森口正彦(記録・整理)太田千賀子/森口正彦)
緊急声明/核兵器使用を容認した久間防衛相に厳重に抗議し、久間国会議員の辞職を求める(長崎の証言の会)
広島平和宣言/(広島市長・秋葉忠利)
長崎平和宣言/(長崎市長・田上富久)
長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼早朝集会メッセージ/(長崎在日朝鮮人の人権を守る会代表・高實康稔)
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日本国憲法施行六十年目を迎えて―平和憲法への思い―長崎証言の会
・会員 読者の声
被爆死を無駄にせず憲法九条を護ろう(今田斐男)
憲法改訂はゆるさない(内田伯)
平和憲法への思い(宇野芳明)
日本国憲法施行六十周年を迎えて(柴田廸春)
平和を守ることこそ人の道(林田稔勝)
絶望せずに流れを変える(山田和子)
このまま、黙っては死ねない(横川嘉範)
「憲法九条」、握って離さず(吉崎幸恵)
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証言 生命ある限り語り継ぐ―原爆を知らない人たちへ
ナガサキ原爆を生きのびて(山本典人)
遺稿 原爆を知らない人に何としても伝えたい(白井アサ子)
実家の五人―原爆死(吉田淳子)
まだ見ぬ孫たちヘ―お爺ちゃんは被爆者です―四歳児被爆者の戦後史(増川雅一)
人間を根絶やすな!平井サダの証言(平井サダ)
生命ある草(永富郁子)
長崎医科大学被爆の記録(堤一真)
平和への誓い―被爆者代表(正林克記)
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反核・平和運動(国外・国内)うねり
核廃絶・科学者・直接行動(豊島耕一)
日本チームの非暴力ファスレーン封鎖行動(三好永作)
平和について考える(原題Ultimate peace)(ジョン・メイヤー)
第九回国連への高校生平和大使
六十一年目の出発(平野伸人)
同世代の核被害者と手を結びたい(新井舞子)
世界中を協力できる世界にしたい!(石井美保)
未来を見る目を養うために歴史と向き合う(大川史織)
現地で学ぶことの大切さ(滝川理紗)
体験したことを伝えるのがこれからの使命(米田伊織)
若者の立ち上がりは未来を照らす光(川副忠子)
良心、印象と影響―良心的兵役拒否者として岡まさはる記念長崎平和資料館で働いて(団矢根久)
良心的兵役拒否から良心的軍事拒否国家を展望する(園田尚弘)
良心的兵役拒否とは何か(山川剛)
原爆症認定集団訴訟―その経過と背景、最近の動きから―(山田拓民)
国家補償と被爆二世への適用を明記した被爆者援護法の改正をめざして(崎山昇)
第三回「核兵器廃絶地球市民集会ナガサキ」に思う(石田謙二)
中国人強制連行長崎訴訟判決について(新海智広)
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教育と文化 希望語り 平和へ歩むを
未来につながる平和教育―ナガサキ平和インタビューの試み―(山本直子)
私の方法―非戦・非核のカレンダー―(木村宥子)
ヒロシマとナガサキ―戦争の文化と平和の文化そして協力の輪を―(スティーブ・リーパー)
平和の鐘・一振り運動―被爆国民として、”平和”を自分の問題として考えるために―(鶴文乃)
〔短歌〕空の空(竹山広)
〔短歌〕原爆・平和の歌二十首(歌の実短歌会)
〔短歌〕原爆に潰えし街十首―証言『長崎が消えた』刊行に寄せて―(演崎均)
〔俳句〕原爆忌俳句―第五十三回長崎原爆忌平和祈念俳句大会作品抄
〔俳句〕骨の塔十句(末永浩)
被爆六十一周年世界平和祈念標語優秀作品
〔二〇〇七年夏・新刊紹介〕
『広島・記憶のポリティクス』
『証言長崎は消えた』
『時代を生きて文集・(鎌田定夫)』
『つながってひろがって』
『凛として看護』
『チンチン電車と女学生』
『母への遺書・沖縄特攻(林市造)』
『岩波DVDブックオキナワ・沖縄戦と米軍基地から平和を考える』
『岩波DVDブックヒロシマ・ナガサキ』
《資料》
全国被爆者健康手帳交付数等
長崎市被爆者法区分分別表
長崎の証言の会・案内
『証言第二十二集』原稿募集
編集後記(森口正彦)