旅順と南京
- サブタイトル
- 日中五十年戦争の起源 文春新書;605
- 編著者名
- 一ノ瀬 俊也 著
- 出版者
- 文藝春秋
- 出版年月
- 2007年(平成19年)11月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 244p
- ISBN
- 9784166606054
- NDC(分類)
- 210.65
- 請求記号
- 210.65/I16
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 参考文献:p238‐240 ブックジャケットに著者の肖像あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
*
第一章 日清戦争と軍夫・兵士
日清戦争への道
日清戦争の戦略
本書の主人公(1)第二師団軍夫・丸木力蔵
本書の主人公(2)歩兵第二連隊上等兵・関根房次郎
第一師団の構成
関根、佐倉を立つ
国民の歓送
広島での行楽
大陸への乗船命令
いよいよ上陸
住民観
丸木の出発
軍夫丸木の上陸
水兵の自殺
丸木のみた住民たち
丸木と中国語
関根の語る金州城攻略前後
丸木のみた金州の惨状
*
第二章 旅順虐殺事件
旅順虐殺事件とは
第二連隊兵士の激昂
総攻撃と関根
要塞戦の経験
掃討
下書きのなかの旅順総攻撃
軍夫のみた捕虜殺害
関根たちの旅順掃討
関根たちに勅語下る
軍夫のみた旅順虐殺
軍夫自身も殺害
旅順と南京の共通点
「戦後」の弁明
凍死する軍夫たち
関根と軍旗祭・鎮魂祭
丸木のつかの間の平穏
差別待遇
*
第三章 北上
旅順陥落後の戦況
戦地の正月
軍夫丸木の手紙
軍夫の正月
軍夫とカネ
丸木、酒をのみ豚肉や梅干しを喰う
蓋平での行軍
通行券と死体
軍夫と大雪
関根たち、大平山へ急行す
関根のみた大平山の前哨戦
大平山の占領
軍夫の脚気、そして雪の美しさ
軍夫の不祥事
最後の決戦・田庄台の戦い
兵士のみた田庄台戦
丸木、たびたび死体をみる
*
第四章 平和来る
講和条約結ばれる
関根、講和の詔勅を筆写する
丸木、井戸に毒を入れられたと聞く
丸木、従軍僧の講話を聞く
丸木、春の訪れを感じる
不思議な事件
丸木と現地の風物
関根たち第二連隊の凱旋
招魂祭
軍夫の「凱旋」
丸木、帰宅す
なぜ日記は書かれたのか
顕彰される兵士
再演される日清戦争?
不祥事の数々
なぜ日清戦争は忘れ去られたのか
「日清戦史」の研究
*
おわりに 戦争体験の語られ方をめぐって
参考文献
あとがき
資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。
- 担当:
- 図書情報部 図書係
- 電話番号:
- 03-3222-2573
- FAX:
- 03-3222-2626