あの日の赤い雨
発刊によせて (宇都宮市教育長・立入隼人)
*
《小学生編》
おばあちゃんと戦争(斎藤信之)
お父さんのきず(添田理恵)
火だるまで川の中へ(東佳子)
戦争には負けたが(手塚進)
忘れてはいけない(小池克明)
あの少女はいま(池田紀子)
お父さんの苦労(仙波正己)
薬を食べた話(小川深雪)
初めて見る母の涙(青木悦子)
はちまん山へ走れ(川俣かなり)
悲しい経験(田辺千恵子)
同じ人間なのに(荒井寛)
平和のために国と国が手を結ぼう(小松晃宗)
灰になった教科書(関永由香利)
ベトナムのダーちゃん(遠藤友誉)
学徒動員(葉葉弘子)
道ばたの防空ごう(森島弘美)
戦時中の生活(小沢昌子)
火の海の宇都宮(藤井ゆみ子)
青い稲が燃える(中野敏弘)
どぶににげこんだ父(石塚久美子)
おかずにした草(長谷川るり子)
空しゅう警報(植松好美)
しゃがいもべん当(関昌子)
冷たい雨(高橋克知)
地獄(熊本泰子)
死の恐怖(羽石真二)
汽車が燃える(金指真二)
日本人こそしっかりしなくちゃ(幕田宜孝)
お金で買えないもの(益子美智代)
おじいちゃんのやけど(鈴木久恵)
焼けあとの立てふだ(坂本恭伸)
勉強どころではなかったんだって(桜岡美江)
水をください(海賀則子)
外は火の海(舛谷泉水)
おばさんは戦災こ児(片柳道代)
B29か雷か(西野牧子)
母の腕の傷(高島尚子)
逃げおくれた友だち(篠原富美江)
父は戦闘機にのっていた(飯塚恵子)
満州での敗戦(高瀬洋子)
死んだ人がかわいそう(若林裕見子)
おとうさんのそかい(嶋本堅司)
恐ろしいかんさい機(森操)
雷神様のうら山(山田茂利)
こんな田舎なのに(檜原ひとみ)
農村にもあった戦争の話(小堀和子)
学校のぼうくうごう(池田勝章)
ランプの下のくらし(大塚淳子)
つむじ風(堀智一)
悪夢(館田加奈枝)
命の木(植木揚子)
飛び散る火の粉(箕輪尚枝)
死のかくれんぼ(手塚美佐子)
もんぺとシラミ(床井敦子)
まきぞえはもうごめん(森田ひろ子)
ぼくと同じとしなのに(佐藤成久)
石穴に逃げた(手塚久美子)
暗い生活(枝好子)
負けてよかった(間宵克弘)
おじいさんは死んだ(伊澤純一)
あれがばく発していたら(中山みゆき)
にっくき戦争(中村一則)
校庭に大砲(舘野典子)
死神よ死ね(吉成雅子)
敗走者の群(篠原三智江)
ぼくは知りたい(杉田敦)
おなかをすかせたノブちゃん(武井純子)
カエルの味(中村昌弘)
せんそうごっこもやめよう(大垣霧笛)
日本のアンネ(田口知恵)
命の尊さ(鈴木昭子)
神風は吹かなかった(義沢正樹)
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《中学生編》)
あの日の赤い雨(中山智直)
焼夷弾は降る雨のごとく(高橋恭子)
B29が憎い(伊藤洋子)
うそのような話(細川晶子)
ミカンが食べたい(和南城弘子)
雷が落っこちた(池田恵美子)
学徒動員(梅田朋子)
灰になった通信簿(半沢明子)
まっかな夜空(田上幸子)
必死の買い出し(吉羽孝乃)
恐怖の一夜(斎藤純宏)
オウリン焼夷弾(渡辺真理)
今夜は安心(篠崎治子)
ある母子の死(五十嵐美幸)
傘の下の二人(鹿山とも子)
不思議な話(加藤敏子)
戦争って罪だなあ(原裕行)
父の傷跡(平野頼子)
ちっぽけな平和でなく(柴田純子)
熱い道路(影山智恵子)
帰ってきた姉(佐藤郁子)
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《高校生編》)
愚かしい人間たち(福田美砂子)
どいて下さい(三日月道子)
妄信(加藤宏美)
宇都宮ハ雨ダッタ(後藤恵以子)
熱い味噌漬(小宮規子)
炎の海の底で(萩原和廣)
家はどこだ(本津邦夫)
戦さの裏側(吉澤正)
「戦争」ということ(小池利直)
消えた大欅(吉田明子)
祖父の日記(森一子)
日本刀(山口恵子)
親友は帰らなかった(大塚きよみ)
焼臭(中山美津子)
へびも虫けらも(巻島玲子)
蘇った記憶―宇都宮空襲を調査して(1)-(船田純一)
三十年という月日-宇都宮空襲を調査して(2)-(斎藤明彦)
焼け残った家-宇都宮空襲を調査して(3)―(井上雅寛)
破壊の裏側で-宇都宮空襲を調査して(4)-(大村昌聡)
戦さの報い(六本木雅弘)
あとがき(『宇都宮空襲・戦災誌』編集部)