いわれなき虜囚 第2巻
序文(石橋信夫)
弔詞・墓標の丘(荒木忠三郎)
シベリアの鉄格子の中で(小池義人)
果てしなき葬列(石原武男)
シベリアに勝つ(北村勉)
泥まみれの青春(菱沼仁三)
灰色の空から(石川徳三)
スタミナ補充源(坂田百合造)
夕焼空の木標(高橋惣衛)
死の冷凍列車(竹中進次)
負けて耐るか(辻政次郎)
黒い雪(西村忠一)
地を這う虫(高森光)
武器なき旅人(小林隆)
名もなき兵士(原次男)
苦い米(土岐兼二)
イワンの遺言(山本昭三)
タテの棺桶(石橋信夫)
漢詩・満蒙シベリア戦歿者(柴田常雄)
クラスノヤルスクで(中出正三)
通訳の悲哀(中澤寅次郎)
マムシのスープ(河野雄太郎)
戦友・三波春男君(松田信俊)
露語と軍事裁判(美馬美登)
魔の兵隊狩り(藤原栄暢)
惨!二つの生命(岩崎徳康)
地獄と天国(古後家賢治)
北風削身・同胞歌(前田耕策)
露天掘の日々(島勇助)
悪夢はさめず(澤井富子)
夫人便り(高橋幸子/澤井富子/佐々倉文子/岩田富江/櫻井幸枝/小川セキヨ)
エラブカの和歌(中尾徳男)
悲劇の虎頭戦記(須田茂幸)
わが戦記(石坂博信)
ペテン師ソ連(内田武夫)
シベリア天皇(青山守)
アクチブ分裂とその裏面(十河勝二郎)
反動は生かすな(塩飽鉄男)
密告者(佐藤清三)
無限の雪野原(松永清太郎)
雪の柳多留(小松原豊彦)
雪の牢舎(島村一郎)
シベリア二等兵(田中秀行)
風雪に朽ちて(檜尾重信)
荷物を持って出ろ(安井孝徳)
白樺のこやし(尾池茂)
和歌(岡野昌長)
働かざる者は食うべからず(市田高支)
和歌(古作澄夫)
収容所長のノルマ(栗林昇)
岩に樹を植える(石坂博信)
ホランの丘(下川哲菱/徳山光治)
小学生群突撃す!(山本安男)
歴史と国旗(流郷学)
葛根廟虐殺事件(大櫛戌辰)
シベリア捕虜とは(杉本浩慈)
軍服三ヶ月で(田村住夫)
クチナシの怒り(三好明)
空念仏の平和(土井勝一郎)
平和は砂上の楼閣か(岸田比呂志)
雑兵からの発言(原田春男)
明治三十八歳銃(藤尾忠男)
たくましき雑草(成尾忠男)
老兵は消えず(高木仁明)
詩・シベリア(矢野正光)
生きる生きる(宗円晃)
私は地獄を見た(前田達雄)
平和のむつかしさ(奥清三)
ナホトカ風景(檜山邦雄)
和歌・ナホトカにて(島北舟)
シベリアの風の中で(秋葉玄斎)
墓参・湖底に眠る戦友(中島輝)
続・敗虜の記(原田充雄)
シベリア伊呂波加留多
あとがき
*
表紙(荒木忠三郎)
*
序文(尾上正男)
ソ連獄窓十一年(前野茂)
シベリア俘虜悲歌(内海洋一)
続・シベリアの鉄格子の中で(小池義人)
孫呉地区攻防戦(石橋信夫)
シベリアから奪った資産(田村住夫)
惨!死の逃避行(藤原栄暢)
ハルピンの兵隊狩(山本三五郎)
3M以内の青春(鈴木永治)
もの言わぬ旅人たち(三好明)
病人部隊も逆送さる(石原武夫)
アムールの流れは黒かった(前田耕策)
生きねばならぬ(宗円晃)
兄弟三人ソ連で死なず(中島輝)
雪と柵のある宮殿(安井孝徳)
わが拾いもの人生(高杉宇三郎)
部下の名簿を呑み乗船(柳原信義)
タイガの未亡人一家(古後家賢治)
兎と亀とノルマと(速見敏)
カラガンダのボタ山(小原三郎)
荊の草原と沙漠(小松崎利作)
捕虜貴族たち(今泉良三)
神よ盗みを許し給え(玉垣梧郎)
死神の手先野郎(藤尾忠男)
射つなら射てっ!(坂上藤次郎)
通訳メモ抄(中澤寅次郎)
ナリャードと消えた賃金(行宗力)
ナリャードと消えた賃金(香川文雄)
そこに地獄があった(辻政次郎)
ウクライナ逆転譚(岡本久三)
ウランバートルの亡夫の墓(竹原満喜)
魂魄慟哭す(大熊賢治)
十八歳義勇兵の敗戦日記(上松信也)
反戦と反敗戦(流郷学)
シベリア還りのアカ(尾池茂)
国旗なき帰還船(西村実)
血の海の避難列車(栗林昇)
この海の果てに(藤元輝雄)
ラーゲル哀歌(今泉良三)
鋼鉄と肉(檜尾重信)
第十一国境守備隊(猪足貢/野崎忠雄/稲月慎作/崎山祀夫)
逆転潜行(入江多久美)
満天の星の下に(石坂博信)
タイセット32キロ(井上毅)
タイガに挑む(山田誠)
湿春橋を死守せよ(西村忠一)
釜中の魚(北村勉)
シベリアの思い出詩(金塚定男)
日本人洗脳特殊ラーゲル(藤原全吉)
カラカンダ図絵(小原三郎)
蒙古部落の砂療養(若子絹三)
もぐら穴の決戦(阿津坂俊郎)
ボチボチ兵隊始末記(神野武夫)
雪だより(坂田百合造)
シベリアの声(木谷一星)
温故知新・敗戦の辛酸忘れまじく候(橋口信雄)
御魂よさらば(和田賢治)
女のたたかい(山野たつ江)
シベリア横断旅行記(野村茂)
アネクドート(小咄)
ソビエトの旅(近藤俊吾)
天山山脈の西の涯(藤岡嘉智)
死ル苦ロードの旅人(小松原豊彦)
ソ連抑留伊呂波加留多(小松原豊彦)
「いわれなき虜囚」への旅(松下良一)
北方領土の日(高岡青雲)
生き埋めの刑(東条平八郎)
我アクチブに勝てり(伊藤善明)
氷壁の地下営倉(菱沼仁三)
一つ穴に百人の死体(竹内兼男)
生きるために小指を切断(酒見光)
解剖を待つ人々(植原努)
ソ連兵を叱る(堀川典男)
遺体は氷海に捨てられる(松本光雄)
殺人鬼ノルマ(藤原栄暢)
坑内爆発の葬列(香月利夫)
プロホ・ラボータの反抗(山口務三)
ゼムリャンカ病棟(佐内正二)
社会主義糞尿譚(田辺実男)
赤い国の赤犬料理(内田昇)
シベリアうどんと赤かぶ(香月秋夫)
白い檻への道(高中進次)
ソ連兵に射たれる(岡本一男)
忘友の軍服をパンに(中出正三)
ソ連の批判と好意(読売新聞・新井康三郎)
ウスリー放浪記(福家正晴)
人の上に人なく人の下に人なし(加藤介)
続・キスカ島戦記(徳永正三)
暁に祈らず(原田春男)
◎声無き声(原田春男)
あとがき
表紙・画(荒木忠三郎)