図書イオウジマ ギョクサイセン000050169

硫黄島玉砕戦

サブタイトル1~10
生還者たちが語る真実
編著者名
NHK取材班 編者
出版者
日本放送出版協会
出版年月
2007年(平成19年)7月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
228p
ISBN
9784140812488
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/N69
保管場所
開架一般
内容注記
地図あり 年表「太平洋戦争関連および硫黄島の戦闘について」:p218‐227 参考文献:p228
和書
目次

はじめに
再認識される硫黄島
「爆撃戦略」がもたらした硫黄島の”宿命”
証言が語る戦闘の実態
記録すべき戦争の真実
「記録」と「記憶」のはざま

序章 遺骨が眠る島
「遠い」島
硫黄島へ
異形の島
上陸
島をめぐって
想像を絶する地下壕

第一章 語りはじめた生還者たち
なぜ自分は生かされているのか?
”玉砕”の一言では表し尽くせない
戦場と化す硫黄島
戦局が変わる中での派遣
行き先も告げられずに
「硫黄島は五日で攻め落とせる」
二度目の応召で硫黄島へ
総延長一八キロの地下壕
水を欲し、天を仰ぐ
かすかな希望

第二章 ”語られた”戦闘、”語られなかった”戦場
彼我の差
「我等ハ全カヲ奮ツテ本島ヲ守り抜カン」
逃げ場のない戦場
劣勢の中で
島ごと吹き飛ばすほどの砲爆撃
太陽が消えた
アメリカ人にとっての硫黄島
二月一九日―静かなる上陸
妨げられた進軍
予期せぬ惨事
禁じられた万歳突撃
二月二〇日―アメリカの総攻撃
二月二一日―特攻機による奇襲成功
見捨てられた戦場
二月二三日―摺鉢山に翻った星条旗
出口の見えない戦い
歩兵戦へ
兵士の肉を挽く戦場

第三章 ”玉砕”の名に埋もれた事実
指揮官不在の総攻撃
兵士たちは”死体になって”生き延びた
三月一〇日―東京は火の海に包まれた
三月一五日―アメリカが出した終結宣言
崩れゆく戦闘意欲
一滴の水を求めて
飢餓との闘い
アメリカ軍が尊敬した日本の軍人
”玉砕”の美名のもとに兵士は抹殺された
栗林兵団長訣別の電文

第四章 果てなき戦い
守備隊長の最期
歴史に刻まれることなき戦い
地面から漂う死臭
なぜ、投降しないのか?
銃弾は背後からも飛んできた
兵士たちが抱いた”希望”と”絶望”
極限状態が生んだ悲劇
戦争が生み落とした”鬼畜”
容赦なき掃討作戦
地下壕は火の海と化した

第五章 地獄からの生還
戦いの果てに
勝者なき戦争

終章 生還者たちの声なき声
戦争のことだけは忘れない
揺れる思い
伝えることの難しさ
戦友たちの死の意昧を問いつづけて

年表「太平洋戦争関連および硫黄島の戦闘」について
参考文献