戦艦大和
序章 誕生
秘密裏の進水式
「量より質」
世界最大・最強
「アウト・レンジ」戦法
直接防御と間接防御
徹底した機密保持
「でかすぎる」と不安に
連合艦隊旗艦として
*
第1章 初陣
ミッドウェー
敗因
「保養地」トラック
釣りも映画も
「大和ホテル」
激戦続くガ島
幻の「大和出撃」
出し惜しみ
「貧乏海軍」の必勝戦術
*
第2章 海戦
「不沈艦」を実感
「罰直」
マリアナ沖海戦
レイテ海戦
姉妹艦「武蔵」沈没
主砲作裂
「戦果」
「引き返したのは正解」
甲板で人肉を拾う
*
第3章 出撃
大和の使い道
沖縄へ
「特攻」発令
「裸艦隊」での出動
最後の酒宴
「総員死ニ方用意」
*
第4章 沈没
米軍の迎撃態勢
「我敵機卜交戦中」
血を噴く胴体、転がる首
生死を分けたもの
「傾斜復旧の見込みなし!」
それぞれの最期
「通説」への異議
艦と運命をともに
主砲を撃ったのか
*
第5章 生還
大和の「お通夜」
機銃掃射
地獄の海に響くメロディ
戦友を蹴り離した
さらなる地獄
「生き残ったことが負い目」
至近弾の水柱も脅威
歓迎されざる客
後ろめたさ
*
第6章 責任
「大本営発表」
海軍内部からの批判
「御下問」
噴出した怒り
「片道燃料」
推進者の主張
玄人から見た「戦略」
「沈んでよかった」
*
第7章 遺族
永遠の妻
割腹自殺
再婚
「武骨な父なりに…」
母に渡したいもの
沈没地点で散骨
「大和ブーム」ヘの懸念
嗚咽
日記
引き継いだ責任
*
第8章 戦後
海が怖い
「生き残ってしまった」
「エリート」の誇り
大和の「格」
人生にとって
教育者として
読経
*
第9章 真相
『戦艦大和ノ最期』
「フィクション」
杯を交わして
「語り継ぐことに力を」
強制された「特攻」
「二階級特進」せず
「準特攻」
*
第10章 未来
ブーム
「ナショナリズムが高まって」
「技術は沈まなかった」
語り部
「第三世代」
生きている大和
*
あとがき
主な参考文献